医学部 医学科
医学部の特長
グローバルに活躍できる医師を育てる
多くの留学生とともに学ぶ、日本の医学部では類を見ない国際性豊かな学修環境を実現しています。学生が主体的に学ぶアクティブラーニングを基本として、英語による医学授業や、海外臨床実習、反復し学修できる統合型カリキュラム、診療参加型臨床実習など、これまでにない革新的な医学教育モデルを実現しました。
7人に1人は留学生、海外臨床実習は必修科目
「医学部留学生特別奨学生制度」を設置し、アジア7カ国の政府や大学と覚書を締結して優秀な留学生を受け入れています。医学部生の7人に1人が留学生です。英語による医学教育に加え、5・6年次には海外学術交流協定を結んでいるアジアや欧州の病院などを中心に、必修で4 週間( 最大10 週間)の海外臨床実習を実施。グローバルに活躍する医師をめざし、日本の医学部では類を見ない国際的な学修環境となっています。
教育熱心な専任教員で構成、医学教育統括センター
教科書の丸暗記や、一方的な講義といった受動的な教育とは違い、本学では少人数教育、グループ学修やディスカッションを取り入れ、学生主導・参加型のアクティブラーニングを基本としています。社会変動や地球規模の課題に取り組む21世紀の医師に必要な能力が確実に身につくように、「医学教育統括センター」を核として、カリキュラム編成や評価を行います。低年次から始まる反復し学修できる統合型カリキュラムにより、知識・技能・態度を効率的かつ実践的に修得できます。
最新設備と豊富な関連施設を活用した、実践的な教育
世界最大級の広さを有する、本格的な機能を備えたシミュレーション教育施設「成田シミュレーションセンター(SCOPE )」をはじめ、「国際遠隔画像診断センター」「国際臨床感染症センター」など国際的な施設を設置。また6つの附属病院や豊富なグループ施設と緊密に連携し、4 年次からのクリニカルクラークシップ( 診療参加型臨床実習)を実施。実践的な学修をバックアップする環境が整っています。
他学部生と実践、「チーム医療・チームケア」の多職種連携を修得
本学は11学部27学科を擁する医療福祉の総合大学。この利点を生かした本学独自のカリキュラムが「関連職種連携教育」です。他学部の学生とグループディスカッションを行い、さまざまな医療福祉専門職の専門性を理解し、連携のあり方やコミュニケーションの方法を修得します。グループ施設の協力のもと学部学科横断チームで臨床実習を行うことが大きな特長で、医療福祉現場で求められる「チーム医療・チームケア」である多職種連携を実践します。
手厚い学費支援制度、学生に広く開かれた門戸
医師をめざす多くの学生に広く門戸を開くため、学生納付金は私立大学医学部のなかで最も低額の6年間総額1,850万円に設定しています。さらに医学部特待奨学生Sに選ばれると6年間の学生納付金は金額免除となり、学生寮に入寮を希望する場合は寮費も全額給付されます。医学部特待奨学生Aに選ばれると学生納付金は国立大学よりも低額の6 年間総額300万円になります。ほかにも本学独自の奨学金があり、手厚い学費支援制度を用意しています。
●医学部特待奨学生制度
※「⼀般選抜」、「大学入学共通テスト利用選抜」、「留学生特別選抜」、「帰国生および外国人学校卒業生特別選抜」において、特に成績が優秀な合格者の中から「医学部特待奨学⽣」を選抜。
※国立大学よりも安い学生納付金で医学部に進学可能。
<医学部特待奨学生S> 6年間の学生納付金を全額免除、希望者は寮費無料で学生寮に入寮可能。
<医学部特待奨学生A> 6年間の学生納付金は300万円、学生寮に優先的に入寮可能。
医学部特待奨学生制度についての詳細はこちら
地球規模の課題に取り組み、世界で活躍する医師をめざして
全員必須の海外臨床実習は本学の教育の集大成として実施します。現場経験を通し、地球人として、あらゆる社会文化背景を持つ患者の診療や多様な医療従事者と協働できる技能と態度を修練します。また、人工知能の発達や科学の発展に対応できるマインドセットを培います。国際経験が豊富な教員や外国人教員の指導により、海外の文献を読む力や英語でカンファレンスする力を養います。医師国家試験に向けては、3年次から臨床能力向上をめざした授業を日本語で行い、6年次には総括講義を開講します。
大学院との一体教育、最先端の医学を研究
本学大学院医学研究科には医学専攻(博士課程)が開設されており、2024 年4 月には公衆衛生専門職大学院が開設されました。本学の大学院教育は、医学部との一体化教育を行っています。先進的な医学研究を推進するとともに国際的に活躍できる有能な人材を養成しています。また、「ゲノム医学研究所」や「研究支援センター」などを設置し、さらなる発展が期待される研究分野にも力を注いでいます。
医学教育統括センター
世界水準を上回る医学教育を実践するには、医学教育に熱意を持った、多数の専任教員を配置する組織を作り、カリキュラムの編成や評価などの権限を集中させることが必要です。国際医療福祉大学医学部では、専任教員で構成する医学教育統括センターを設置しています。
医学教育統括センター長
岡本 秀彦教授
東大寺学園高等学校、大阪大学医学部(1999年卒)。同大学大学院修了、博士(医学)。カナダToronto大学 Research Fellow、ドイツMünster大学 Research Scientist、大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 生理学研究所 准教授を経て2017年に生理学教授として本学着任。2023年4月に副医学科長、2024年4月から医学科長、医学教育統括センター長。