医学部 医学科
国際医療福祉大学 献体の会
国際医療福祉大学は2017年4月、成田市に医学部を新設しました。医学部には「正常解剖学実習」という授業があり、人体の構造を学ぶことで医師への第一歩となる重要な科目です。この「正常解剖学実習」で必要となるのがご献体です。
献体とは、医学生などの教育や研究のために、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することを言います。「自分の死後、医学・歯学の教育と研究のために役立ちたい」と志した人が、生前に献体したい大学や関連の団体に名前を登録しておき、亡くなられた際にご遺族や関係者がそのご遺志に従って、ご遺体を大学に提供することになります。
国際医療福祉大学は、医学部開設とともに「献体の会」を設立し、会員になっていただける方の募集をしております。趣旨をご理解いただき、ご協力のほどお願い申し上げます。
国際医療福祉大学 献体の会に入会するにあたって
国際医療福祉大学 献体の会への入会には、下記の条件を満たしている必要があります。
- 1. 献体の「無条件・無報酬」の精神をご理解いただける方
- 2. 千葉県・東京都・埼玉県・茨城県・栃木県に在住の方
- 3. 入会に同意していただけるご親族・後見人等がいらっしゃる方
- ※2と3に関しては条件に該当しなくても、特に本学献体の会への入会を希望される場合は、その理由をお聞きしたうえで、特例として入会を受け付ける場合もございますので、ご関心のある方は献体の会事務局までご相談ください
献体の会事務局にお問い合わせいただければ、これらの条件について説明を行った後、ご希望の方に入会資料をお送りします。ご質問等ございましたら下記までご連絡ください。
【お問い合わせ先】
国際医療福祉大学 献体の会 事務局(成田キャンパス医学部内)
TEL:0476-28-1031(平日9:00~17:00)
FAX:0476-28-1511
Eメール:kentai@iuhw.ac.jpメールにて入会資料をご請求される際には、担当者から詳しいご説明をさせていただきますので、ご入会希望の方のお名前、お住まい、お電話番号を記述願います。
*入会資料の一部がダウンロードできます。
献体の流れ
(1)献体の会への会員登録完了
「国際医療福祉大学 献体の会」事務局に入会申込書が届きましたら、書類の内容を事務局内で協議します。最終的に入会が承認された方には、事務局から「献体登録証」と「訃報連絡時の説明資料」をお送りします。
(2)会員のご献体
ご遺族・後見人等から訃報のご連絡を受けましたら、本会の委託業者がお迎えに上がります。お亡くなりになった場所から大学までの搬送費用は、大学が負担します。
※ただし、お亡くなりになった場所から大学以外の場所への搬送費用は、大学は負担しません。
(3)医学教育や研究に使用
お預かりするご遺体は、主として医学生の教育のために解剖し、人体の正常構造を学ばせていただきます。さらに、ご本人及びご遺族のご承諾をいただける場合は、医学研究、医師(歯科医師を含む)に対する臨床医学の教育、その他医療従事者(養成機関の学生を含む)に対する教育、といった教育・研究を目的とした解剖に用いることがあります。
(4)火葬・ご遺骨の返還
大学が責任を持ってご遺体の火葬を行ったうえで、ご遺骨はご遺族にお返しします。また、本学成田キャンパスにて慰霊祭を開催し、ご献体された方々に感謝の念を捧げます。