成田キャンパス
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FACULTY OF MEDICINE

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座談会

留学生座談会
「日本の医学部に入学できたことは大きな恵みです」

留学生座談会

<留学生座談会 左から>
Kong Borey コン・ボレイさん(カンボジア出身)
Huynh Ngoc Yen Nhi フィン・ゴッ・イエン・ニィさん(ベトナム出身)
Talgat Tilyeubyek タルガト・ティレウベクさん(モンゴル出身)
May Pyae Kyaw メイ・ピエ・チョーさん(ミャンマー出身)
Ta Ha Nguyen タ・ハ・グエンさん(ベトナム出身)
Putri Yuliany ユリアニ・プトゥリさん(インドネシア出身)

Q. 医者になろうと思ったきっかけは?

コン・ボレイさん 子供のころ、医者のお世話になって医者の素晴らしさを見てきました。その時から私は将来医者になりたいと志してきました。

フィン・ゴッ・イエン・ニィさん 科学に興味があり、科学の知識を使用して多くの人たちを助けられるような人になりたいと思って、医師に憧れています。

タルガト・ティレウベクさん どうしてか分かりませんが、子供の頃から医者の白衣が好きで医者になると決めました。

メイ・ピエ・チョーさん 病人を見ると助けて上げたいと思うからです。ミャンマーでは健康は人生において最も重要、との諺があります。多くの人が元気で生活できることを手伝える、その気持ちを大事にした医者になりたいです。

タ・ハ・グエンさん 人の命を助け、多くの人のQOLを向上させられる医者になりたいです。

ユリアニ・プトゥリさん 高校生の頃、ヒューマンバイオロジーに強い関心があると気付きました。自分の好きな教科に関連した職業につきたい、また、好きな教科から得た知識を直接使って人々を助ける職業につきたいと思い、医者になる事を決意しました。

Q. 日本の医学部をなぜ選んだか教えてください。

コン・ボレイさん 日本は先進国で技術、教育、医療制度などの分野で発達しており、多くのことを勉強できるのではないかと思い、日本の医学部を選びました。

フィン・ゴッ・イエン・ニィさん 日本の医療は高水準なので、日本の医学部に入学することができれば、世界の最先端の医療の技術に触れることができると思いました。奨学金制度があることを聞き、迷わずに志望することにしました。

タルガト・ティレウベクさん 世界のどこでも役に立つ医者になりたいからです。本学は日本語と英語で勉強します。この大きなチャンスを使って自分の目指している医者になれると思ってこの大学を選びました。

メイ・ピエ・チョーさん 日本はとてもすばらしい健康保険制度があり、教育制度が優れており、より良い生活水準、多くの知識を得ることができると信じているから、日本の医学部を選びました。

タ・ハ・グエンさん 来日前、テレビや教科書などで日本の素晴らしい医療技術と医療環境を知りました。ハノイ医科大学に入学していましたが、本学に留学生枠があることを聞き、ここで学びたくなりました。

ユリアニ・プトゥリさん 日本はアジアだけではなくて、世界の中でも先進国。医学の研究、技術も非常にトップクラスだと思います。日本の医学部に入学できたことは大きな恵です。

Q. 学修や生活環境はいかがですか?

コン・ボレイさん 先生は熱心に教えてくださり、自由に質問をさせてくださり、様々な勉強をすることができます。新しい友達と一緒に勉強したり、いろいろな体験をしたりすることができて、いいと思います。大学の寮で生活していますが、寮のお父さんとお母さんは、大変よく世話をしてくれ、おいしい料理を作ってくれます。日本の文化なども教えてくれて、どこよりも心地よいところだと思います。

フィン・ゴッ・イエン・ニィさん 英語での授業が多く、驚きました。授業でみんなが積極的に質問したり発表したりするのが、とても印象的です。寮の食事はおいしいし、一緒に住んでいる友達や管理の方はとても優しくて、いつも助けてくれています。

タルガト・ティレウベクさん インターナショナルな環境です。国内外から着任された教員が多く、日本の医学と海外の医学を比べながら勉強することができます。尞にはジムやピアノなどもあってレクリエーションができる環境があります。日本人の学生と一緒に生活しているから、日本と他の色々な国のことを知ることができます。

メイ・ピエ・チョーさん 親切で優秀な先生たちがいますから、学修環境を心配する必要はありません。日本は生活しやすい。外国人に対していつも手助けしてあげようとの気持ちがあることを感じます。

タ・ハ・グエンさん 施設はとても良い。研究室に最先端の実験機器があって、医学知識が効率的に把握できます。模擬患者との授業などもとても分かりやすい。寮は清潔で十分整備され、友達と一緒に食べたり、話したり、生活はとても楽しいです。静かな環境に位置しているから、勉強に集中できます。

ユリアニ・プトゥリさん 本学はSGD (Small Group Discussion)があり、グループには1人の留学生と6人の日本人学生、そして担当教員がいます。このシステムはとてもいいと思います。勉強でも勉強以外でも悩みがあったら、グループの友人とも先生とも相談したり、アドバイスをもらったりしますから、安心して勉強ができます。

Q. カリキュラムについての感想は?

コン・ボレイさん 解剖学、基礎医学総論などから始まり、器官別統合講義に進みました。3年生になるとそれまで勉強したことをすべて日本語で、もう一度もっと細かく復習するので、非常に良い勉強になるのではないかと思います。

フィン・ゴッ・イエン・ニィさん カリキュラムはとてもチャレンジング。1学期から医療面接、身体診察の授業を受けて様々の実習をしていますのでとても面白いと思います。

タルガト・ティレウベクさん 将来いい医者になるために目指している私たちにとって役に立つカリキュラムだと思います。医学を日本語でも英語でも勉強するのはこの大学のカリキュラムの特長です。

メイ・ピエ・チョーさん 先生の教え方が素晴らしく、試験がよくできました。カリキュラムはよく組織され、活発で本当に素晴らしいと思います。アクティブラーニングが大好きなので、私たちがよく勉強し、よく理解することができるカリキュラムです。

タ・ハ・グエンさん 私たちは基礎科目から器官別総合講義まで順番に勉強してきました。勉強したことを新しい科目に応用できるので、新しい知識を得るだけではなく、勉強したことを何回も繰り返せますから、自然に覚えやすいと思います。

ユリアニ・プトゥリさん 日本の他医学部との一番の違いは、主に英語で学ぶことで、それにより、視野や能力を医者として国際的なレベルにまで広げる事が出来ます。大学はフィードバックシステムを使って学生が自由に意見を言えるような環境を作っています。これは、教育の質と効率を上げるためにとてもいいシステムだと思います。

Q. 日本語の修得は進んでいますか?

コン・ボレイさん 日本語の先生のおかげで、日本語力がついてきたと思います。しかし、わからないことがまだたくさんありますので、これからも日本語を頑張っていきたいと思っています。

フィン・ゴッ・イエン・ニィさん 日本語の授業が5月まで多かったおかげで、中級の日本語のレベルに到達できました。今は上級の日本語と医学用語の勉強も頑張っています。

タルガト・ティレウベクさん 日本に住み、日本語の環境にあるので日本語の修得は進んでいると思います。それ以外には、別科生の頃、日本語のアニメをよく見ていたので、日本語の上達の助けになりました。

メイ・ピエ・チョーさん 来日当時、日本語はぜんぜん出来なかったのですが、英語で勉強した内容を日本語で発表することができるようになりました。これは日本語の先生たちのおかげです。

タ・ハ・グエンさん 日本語が著しく伸びたと思います。医学科の教科書が日本語で読めるようになりました。しかし、理想な医者になるように、日本語をもっと頑張らなければならないと思います。

ユリアニ・プトゥリさん インドネシアで2年ぐらい日本語を習っていましたが、昨年に来日してから日本語の勉強に集中したり、日本人と一緒に生活を過ごしたりして、日本語にはずいぶんと慣れました。まだ文法や助詞を間違えていますが、ずいぶんと日本語が上達できたのではと実感しています。

Q. 将来の夢は?

コン・ボレイさん 母国に戻って、日本で勉強したことを活かして、様々な分野、特に母国の医療の発展に貢献したいと思っています。

フィン・ゴッ・イエン・ニィさん 医療を勉強したり実際に体験したりしてから、いずれ帰国して、ベトナムと日本両国の医療の発展に貢献したいと思います。

タルガト・ティレウベクさん 人の役に立つ医師になることです。また、将来どんな医者になっても医者の大切な性格の一つである優しさを忘れず、患者さんを笑顔で家に帰らせることが私の医者としての目的です。

メイ・ピエ・チョーさん 私は日本とミャンマーの医療の架け橋になりたい。日本人から信頼される医者にもなりたい。USMLE試験に合格し、国際的な医師になりたいと思っています。

タ・ハ・グエンさん 母国の医寮と日本の医療の間に橋を作りたいです。そして、多くの国で経験を蓄積したいです。

ユリアニ・プトゥリさん 患者さんのニーズに応え、健康的な生活を送れるよう手助けができる医者になりたいです。また、母国を向上させる事のできる医者になりたいです。

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