成田キャンパス
医学科

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DEPARTMENT OF MEDICINE

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座談会

国際交流座談会
「日本人の学生と助け合い、お互いに成長しています」

国際交流座談会

<国際交流座談会 右から>
Dang Thanh Huy ダン タン フイさん(ベトナム出身)
堀 莉野 さん(白百合学園高等学校出身)
ババエフ タメルラン 医学教育統括センター 助教

堀さん 留学生が多い環境に惹かれて本学を選びましたが、実際に一緒に学んでみて、やっぱりいい環境だなと実感しています。すごく刺激をもらうことが多いです。

フイさん ホーチミン市医科薬科大学の1年次に、この大学の制度を知って応募しました。まさか日本で勉強ができるとは思わなかったので、とても幸せなことだと思っています。

ババエフ助教 留学生は日本語がほとんどできない状態で入学されるので、日本の学生は英語で一生懸命コミュニケーションを取ろうとするし、留学生も日本語を勉強する。それは素敵なこと、人間の脳は基本的にLazyにできていて必要性がないと学修しないですから。

フイさん 1、2年次は英語での授業が多いので、英語で発表するときは、留学生が日本人の学生を助けて、逆に日本語での発表のときには、日本人の学生に助けてもらっているので、お互いに伸びる感じがしています。

堀さん 留学生は母国語以外に英語もできて、日本語もどんどん上達して、本当にすごいと感じます。母国の医療の発展に尽くしたいという留学生も多く、私たちも勉強しなくてはという気持ちが湧いてきます。

フイさん 医学を英語でも日本語でも学ぶことができるなんて、将来グローバルに活躍するためにはとてもいい機会だとも思います。

ババエフ助教 言葉を学ぶことは、その世界での自由を手に入れることです。語学の壁を取り除けば、世界はすごく広がります。言葉は自由を得るツールなのです。

堀さん 英語で学会発表したり、学会誌に英語で論文を投稿したりというだけでなく、働く場所、自分が身を置きたい場所の選択肢が広がるって、大事なことだと思います。

フイさん さまざまなバックグラウンドを持つ学生がいて、背景に多彩な文化があって、最初はちょっと戸惑いましたが、慣れてくるといろんなことをシェアしています。

堀さん 留学生と一緒にグループディスカッションをすると、自分が持っていなかった視点が得られます。

ババエフ助教 それは貴重な経験です。患者さんにはいろいろな人がいます。同じ疾患を持っていても、人によってとらえ方や、何を一番気にしているかも違います。違いを受け入れられるかどうかで、医師の質は決まると思っています。

堀さん いろいろな国からの留学生と一緒に勉強 するのは、その点でも大きなメリットだと思いました。

フイさん 医療面接のトレーニングで、言葉や文化が違っても、医師をめざすには共通する部分が多いと感じました。国によって人を助けることに違いはないということです。

ババエフ助教 医学は基本の考え方の上に成り立っています。それは、いい医師に育っていくための基本であり、どの国から来たとしても同じなのです。医療には文化、言語を越える基本があるのです。

堀さん お互いの違いを知りながら、それを包括する基本を感じることができる環境なのですね。自由参加の海外プログラムでミャンマーに行き、医療資源が圧倒的に不足しているなかで奮闘する医療従事者を見て、感じたことは同じかもしれません。

フイさん 3年次から日本語で学修しますが、先生の教えをできる限り吸収し、患者さんや他の医療従事者とのコミュニケーションを学んで、患者さんに寄り添って、医療面接や身体診察ができるように勉強していきたいと思っています。

堀さん 医学的な知識を得るだけでなく、患者さんの生きてきた背景や、ご家族との関係などいろんなことを話してもらえる医師になれるように、いろいろな人と触れ合って成長していけたらと思います。

  • 1学年の生徒数140人のうち、海外からの留学生数20人。
    将来、6学年で120人の留学生が在籍します。

  • 医学部留学生特別奨学生制度

    医学部では、優秀な留学生を受け入れるために医学部留学生特別奨学生制度を設置し、ベトナム、モンゴル、ミャンマー、インドネシア、ラオス、カンボジアの6カ国の政府や大学と覚書を締結しました。入学金や授業料、教材費、生活費などを、医学部を卒業するまでの6年間にわたり奨学金で給付するものです。留学生が日本の医師免許を取得し、本学関連病院などで臨床経験を積んだ後に、母国で保健医療分野の発展に寄与することを目的としています。奨学生たちは、本学の革新的な医学教育を受けながら充実したキャンパスライフを送っています。