医学部 医学科
Overseas Clinical Clerkship 海外臨床実習
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学生レポート:金谷 紗良
実習病院:リトアニア健康科学大学(リトアニア)
■ 実習先を選んだ理由を教えてください。
ヨーロッパへの憧れがあったことに加え、母がリトアニアを観光した際に「優しい人が多かった」と話していたことや、リトアニアが親日国であることから、優しく丁寧に指導していただけるのではないかと思い、リトアニアを実習先に選びました。実際に、指導医の先生方やスタッフの方々には、とても丁寧で親切な指導をしていただき、期待以上の経験を得ることができました。
■ 実習では、どのような狙いや目標を掲げて、どのような取り組みをしましたか?
日本とリトアニアの医療の違いについて学び、日本では得られないような経験を積むことを目標に実習を始めました。積極的に実習に参加し、治療法や医療体制の違いについて指導医の先生に質問しながら理解を深めるように努めました。その結果、医療資源の豊富さや制約によって治療法が異なってくることを学び、後述のように日本での実習では得られない貴重な経験を得ることができました。
■ 実習のなかで印象に残っているエピソードを教えてください。
小児科ではリトアニアの学生も含め学生全員で、いじめがきっかけでうつ病を発症した中学生の女の子の医療面接を1時間ほどかけて行いました。非常に心が痛むと同時に考えさせられる経験となり、強く印象に残ったのを覚えています。日本での実習では学生が長時間かけて精神疾患の患者さんの医療面接を行う機会はあまりなく、さらにいじめという社会問題に触れたこともなかったので、この経験は非常に貴重で自分の視野を広げるきっかけとなりました。
■ 実習を通して、不足しているなと感じたことや、日本での学びを生かすことができて、自信がついたことを教えてください。
実習中、日本以外の海外からの留学生と一緒に授業を受ける機会がありました。海外の留学生は非常に積極的に発言しており、自分自身の姿勢を見直す良い刺激になりました。また、授業では日本ではあまり聞き慣れない疾患について学ぶことができました。日本でよくある疾患についての知識を基盤に持っていたからこそ、日本では稀でありながらリトアニアでは多い疾患を効率良く学べたと感じ、非常に有意義でした。
■ 実習中の環境について教えてください(病院の立地、実習中の住環境、生活の状況、休みの日の過ごし方など)。
私の滞在していた寮は、病院にもスーパーにも徒歩5分ほどの非常に便利な立地にあり、部屋も広くとても快適でした。個人的には、リトアニア料理が大好きになり、フードデリバリーサービスでリトアニア料理を頼んでいました。病院の食堂でもリトアニア料理が提供されており、これも非常に美味しかったです。休日は友達とカウナスや首都ヴィリニュスへ観光に行き、充実した楽しい時間を過ごすことができました。
■ 将来の夢や目標について教えてください。
将来は、人の気持ちに寄り添える医師になりたいと考えています。外国からの患者さんがいらっしゃった際には、その患者さんの立場に立って考えるために、その国の医療事情をきちんと理解しておくことが重要だと思います。海外臨床実習を通じて、リトアニアと日本の医療の違いを学ぶことができました。今後はリトアニアだけでなく、他の国々の医療事情についても調べ、海外からの患者さんの気持ちに寄り添いながら適切な治療を提案できる医師をめざしたいと思います。
学生レポート:森 亮介
実習病院:Hospital Universitario Fundación Jiménez Díaz(スペイン)
■ 実習先を選んだ理由を教えてください。
小さい頃からサッカーとスペインが好きで、現地に住みスペインの文化やスペイン人の気質に触れてみたいと思いました。また、大学4年の時にマドリードに旅行し、もう一度行きたいと思ったことも理由です。可能な限りスペインの都市を多く巡り、スペインについて深く知りたいと思いました。
■ 実習では、どのような狙いや目標を掲げて、どのような取り組みをしましたか?
緩和ケアについて少しでも多く学ぶこと、そして近い将来、世界一の長寿国になると言われるスペインの医療システムや文化、暮らしを学ぼうと努力しました。言語の壁はあったものの、話し方や患者さんの表情、仕草など言葉以外の部分により着目し、コミュニケーションにおいて非言語的に大切なものに気づけた気がします。
■ 実習のなかで印象に残っているエピソードを教えてください。
現地の医師の働き方に驚いきました。毎日15時には仕事を終え帰宅することや、1ヶ月の夏休みがあることにも驚きましたが、医療従事者間や患者さんと話す量や時間が多く、そのことが患者さんにとって安心で良い医療へとつながっていると感じました。家族が24時間病室で患者さんと共に過ごせる環境が整っているなど、現地の人にとっての家族の存在の大きさを実感し、医療従事者としてだけでなく人としての学びがありました。
■ 実習中の環境について教えてください(病院の立地、実習中の住環境、生活の状況、休みの日の過ごし方など)。
病院は観光客が集まるマドリード中心街から地下鉄で20分ほどの場所にあり、住みやすい都会のような雰囲気でした。実習中は病院近くの寮に住み、医学だけでなくさまざまな分野を専攻する現地の学生や社会人とコミュニケーションをとることができました。サッカー観戦やスペイン国内の観光地を巡り、スペインの歴史や文化に触れました。
■ 将来の夢や目標について教えてください。
短い期間ではありましたがスペインでの生活を通して学んだ、ものに対する考え方や多様性、経験を自分の人生や医療の世界での仕事に少しでも活かし、楽しみながら生活を送りたいです。また、いつかスペインの病院で医師として働くことが大きな夢です。


