薬学科
カリキュラム
医療福祉の総合大学という特長を生かした、実践的で、国際性に富んだ本学独自のカリキュラムを用意しています。
実践的な教育を重視
成田薬学部では、処方せん通りに調剤するだけではなく、医療現場において、医師に対し薬物治療の提案を行ったり、医師・看護師などとチームで患者さんに対応したりすることができる、臨床に強い薬剤師の養成をめざします。そのため、1 年次から実際の臨床現場を学ぶ早期体験実習を実施するなど、学内・学外での実習に重きを置くとともに、コミュニケーション能力を養うためのカリキュラムを用意し、医療現場で即戦力となる薬剤師を養成します。
関連職種連携教育
国際医療福祉大学は、さまざまな医療福祉専門職を養成する11学部27学科で構成される医療福祉の総合大学です。また6 つの附属病院をはじめ多数の関連施設を有しています。この特長を最大限に生かした本学独自のカリキュラムが「関連職種連携教育」です。学部・学科の垣根を越えてチームを編成し、グループワークや医療福祉現場での実習を行います。現代の医療福祉現場に欠かせないチーム医療・チームケアの知識やスキルを実践的に学びます。
CURRICULUM
最初のステップとして、医療福祉現場で「早期体験実習」を実施します。全学生が現場を体験できるのは、6つの附属病院など豊富な関連施設を有する本学ならではのメリットです。早期に「チーム医療・チームケア」の空気に触れる経験は、学修意欲の向上や理解の促進に結びつき、学びのさまざまな場面で生かされます。
「関連職種連携論」では、保健・医療福祉に携わる他職種への理解を深めつつ、職種間の連携のあり方や、各職種が共有するICF(国際生活機能分類)の視点を学び、「チーム医療・チームケア」を可能にする基礎知識を修得します。
※ICF:人間と環境の相互作用に着目し、人の健康状態を系統的に分類する国際モデルが「ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health)」です。どんな背景があり(個人因子)、どこで誰と生活するか(環境因子)によって健康状態は異なるという考えに基づいています。
「関連職種連携ワーク」は、他職種をめざす仲間とともに症例について討議を重ね、職種間連携の重要性や問題点を理解する、問題解決型の学修です。各チームには専任教員(チューター)がつき、学生の主体的な学びをサポートします。国際化に対応すべく、英語での討議やプレゼンテーションも行っています。
最終ステップとなる「関連職種連携実習」では、病院や福祉施設で総合サービス計画(治療やリハビリテーションなどの実施計画)の立案に関わります。病院・施設の各職種が集うカンファレンスにも参加し、本物の「チーム医療・チームケア」を体験します。チューターと施設側の医師を含む専門職が一丸となってサポートします。