理学療法学科
新カリキュラム「NICE-IUHW」
2025年度より、新カリキュラム「NICE-IUHW:Narita Integrated Curriculum for physical therapy Education」での教育をスタートしました。NICE-IUHWの内容を動画で紹介します。
~4年間の学修のながれ~
生涯にわたって学修を実践し、Evidence-Based Physical
Therapyを実践できる理学療法士を養成
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【1年次】専門教育のための基盤形成
入学前課題を配布し、リメディアル教育を実践しています。入学前課題からシームレスに大学の講義に移行でき、1年次の学修から主体的な学びを引き出します。
専門科目は解剖学、生理学、運動学が中心で、多くの総合教育科目を開講します。見学実習では理学療法が行われる臨地施設、そして理学療法の場面を見学します。附属病院を中心に理学療法が対象とする幅広い分野を早期に経験し、キャリアデザインを教員と一緒に考えます。臨地実習
期間:5日間
実習施設:国際医療福祉大学成田病院、国際医療福祉大学市川病院、国際医療福祉大学三田病院、山王病院、赤坂山王メディカルセンター、国際医療福祉大学病院、国際医療福祉大学塩谷病院、国際医療福祉リハビリテーションセンター
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【2年次】各専門領域の知識・技術を学修
1年次で学修した基礎知識をベースとして、各疾患の病態を幅広く学びます。病態に応じ、必要な理学療法の検査・測定を選択する思考過程を学び、実際の技術を獲得します。そして、臨地での実習に相当する環境を学内で設定し、少人数グループでの実技練習や実技試験を行います。
地域リハビリテーション実習では、住み慣れた地域でより豊かな生活を送るための支援としての理学療法士の役割を、通所・訪問リハビリテーションの見学を通して学修します。臨地実習
期間:
5日間 実習施設:国際医療福祉大学市川病院、山王病院、赤坂山王メディカルセンター、成田老年医療福祉センター、千葉県、茨城県、東京都、埼玉県の通所・訪問リハビリテーション施設
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【3年次】学内授業を踏まえた臨床実践
学内で模擬患者を用いた客観的臨床能力試験を複数回実施し、仮説検証作業の反復からなる臨床の評価・治療の流れ、「臨床推論」を体験します。臨床推論の修得に向け教員が綿密に支援します。同時に各専門分野の治療学を学び、4 年次の総合臨床実習に備えます。
新たに実習期間を長く設定した評価実習では、一連の「理学療法評価」における検査の正確性を高めるとともに、学内で学んだ仮説検証型の臨床思考過程を基盤に、評価結果から問題点を抽出する力を高めます。臨地実習
期間:30日間
実習施設:国際医療福祉大学成田病院、国際医療福祉大学市川病院、国際医療福祉大学三田病院、山王病院、国際医療福祉大学病院、国際医療福祉リハビリテーションセンター、千葉県、茨城県、東京都、埼玉県内協力施設
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【4年次】臨床を豊かにする研究の理解
総合臨床実習では評価結果から根拠ある治療プログラムを立案・実施し、効果判定を行います。臨床実習指導者と一緒に論理的な臨床思考を養いつつ治療技術も向上させます。
卒業研究では、研究領域を理解し実践することで理学療法士としての論理的思考力を深められます。それにより、幅広い知識を論理的に駆使できる臨床家をめざします。 卒業研究と並行して就職活動を進め、秋以降は本格的な国家試験受験に向けての学修が始まります。臨地実習
期間:60日間
実習施設:国際医療福祉大学成田病院、国際医療福祉大学市川病院、国際医療福祉大学三田病院、山王病院、千葉県、茨城県、東京都、埼玉県内協力施設
※実習の実施期間や内容は変更の可能性があります。
特徴あるカリキュラム
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機能解剖学
医学部解剖学教室と連携し、解剖見学実習を通して人体の解剖を学修します。座学で学んだ内容を3次元的に学修でき、基礎知識の定着につながります。命の尊さに関して考えることができる点も、他大学にはない本学科の特長です。
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テーピング治療学
テーピング治療学は、3年次の選択科目であり、2年次のスポーツ傷害学で学んだ内容を応用します。主に、運動器の障害予防やパフォーマンスを高めるテーピング技術を、スポーツ現場の経験豊富な教員から実技を通して学びます。
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先端内科系理学療法学
国際医療福祉大学成田病院の集中治療室や健康増進センターと連携し、超急性期や予防領域における理学療法の実際について学ぶことができます。また国際学術雑誌に掲載された論文の読解を通して、理学療法の最先端の知識に触れることができる科目です。
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理学療法国際実習
本学科では一連の国際系科目を展開しており、その集大成として海外実習を実施しています。海外の理学療法教育・臨床現場を見学・体験し、留学や就職の可能性を探ると共に海外からみた日本を考えることにより幅広い視野を養います。
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