成田キャンパス
介護福祉特別専攻科

介護福祉特別専攻科

介護福祉特別専攻科

介護福祉士の仕事

  • 仕事内容

    介護福祉士は日常生活を営むことが困難な高齢者や障害を持つ方の生活を支援する専門職です。施設や自宅で自立した生活が送れるよう支援し、家族などの相談に応じたり介護の指導を行ったりします。医療との連携が求められる現在、技術だけでなく専門知識を有する職種として重要視されています。

  • 仕事の魅力

    高齢者の方や障害を持つ方たちと過ごす時間は、毎日が変化に富んでいて新たな発見や充実感があります。また、利用者の方との出会いを通して学び、自分を磨き、人として成長できる仕事です。そして一番の魅力は、利用者の方からの「ありがとう」という感謝の言葉や笑顔です。これは、人の日常に関わる究極のサービス業ともいえる、介護職の仕事でしか味わえない独特の魅力です。

  • 主な活躍の場所

    介護老人福祉施設、介護老人保健施設、障害者支援施設、グループホーム、デイサービスセンター、在宅介護サービス事業所、自治体など

介護福祉士からのメッセージ

介護福祉士をめざすきっかけ

介護福祉士 手塚 望希 さん
特別養護老人ホーム/障害者支援施設 新宿けやき園 勤務

「介護福祉士」という仕事を知ったきっかけは小学校低学年の頃、身内が中途障害になり入院、退院後も1年は施設で過ごしたことでした。また、郊外で生まれ育ったせいか、家は親戚や近所に住むおじいちゃん・おばあちゃんの集いの場みたいになっていて、私も自然と「この人たちの役に立てる仕事をしたい」と思うようになっていました。

仕事の魅力・やりがい

新宿けやき園では高齢者の方、障害をお持ちの方をそれぞれ支援しています。私は現在、障害をお持ちの方の生活支援を担当しています。トイレ、お風呂や食事のサポート、ご入居されている方には就寝の準備など、生活のさまざまな場面での支援が業務になりますが、そのすべてに共通して大切なことは、利用者様と「人として関わっていく」ことです。「昨日のテレビ、見た?」のような会話で和んでいただくにも、利用者様の興味のあることや性格、表情などを時間をかけて知っていくことが大切です。また長く接するうちに、身体の微細な変化に気がつくようにもなります。一人の利用者様を理解するのに何年もかかる、奥の深い仕事だと実感しています。


介護福祉士をめざすきっかけ

介護福祉士 小川 真季 さん
特別養護老人ホーム 栃の実荘 勤務

私が介護福祉士をめざすようになったのは、中学校、高校の職業体験で介護施設に行ったことがきっかけでした。もともと人と触れ合う仕事に就きたいと考えていたのですが、施設でお年寄りに親身になって楽しそうに働いている介護福祉士の方の姿を見て、「この仕事がやりたい!」と志すようになりました。

仕事の魅力・やりがい

現在の業務は介護全般で、日中は食事や入浴、排せつの介助などを行い、夜勤の時は入所者様の就寝サポート、館内巡視をしています。職場の雰囲気は明るく、スタッフ同士の仲が良いので、とても働きやすい環境です。仕事は決して楽ではありませんし、時々、入所者様とコミュニケーションがうまく取れずに悩んでしまうこともありますが、入所者様やご家族の方からお礼の言葉をいただいた時や、普段は気難しい方が打ち解けて笑顔を見せてくれた時は、この仕事を選んで良かった、これからも頑張ろうという気持ちになります。 介護福祉士はただ人の介護をするだけでなく、お年寄りや障害をお持ちの方との触れ合いの中で楽しいことや感動することにたくさん出会える、とてもやりがいのある仕事です。


仕事で心がけていること

介護福祉士 中山 美咲 さん
特別養護老人ホーム ハーモニー 勤務

特別養護老人ホームの利用者様は、ご自宅で生活することが困難な方が多いので、私たち介護福祉士が生活を支えるお手伝いをしています。担当している利用者様のなかには、思っていることを言葉でうまく伝えられない方もいます。そこで、例えばもじもじしていたら「トイレに行きたいのかな」というように、表情や行動の些細な変化を見逃さず、利用者様の思いに気づいて迅速に対応できるように心がけています。先日、利用者様から「いつもお掃除してくれてありがとう」と言われて、「利用者様も、ちゃんと私のことを見てくれているんだな」とうれしくなりました。実は私のほうが、利用者様の笑顔に支えられているのかもしれません。

仕事の魅力・やりがい

「介護福祉士って大変そう」と思われるかもしれませんが、楽しいことがたくさんあるんですよ。先日は、施設の入所者様とそのご家族も一緒に、一泊二日の旅行に行きました。テーマパークにお連れしたら、「パレードを初めて見た!」と、とても喜んでくださいました。また、口からの食事では誤嚥(ごえん)しやすいため、管で胃に直接栄養を送っていた利用者様の胃ろうが外れ、レストランにお連れしたこともありました。「もう楽しい食事なんてできないと思っていたけれど、今までで一番楽しかった」と言われたのは忘れられません。介護は一方的に押しつけるものではなく、人と人とのコミュニケーション。できるだけたくさんの笑顔を作りたいですね。