教員紹介
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担当科目
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<学部>
- 統計学、数学、情報処理
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<大学院>
- 統計学、医学データ解析入門
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専門分野
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<学部>
- 統計学、数学、情報処理
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<大学院>
- 応⽤計量経済学(特に、マイクロシミュレーションモデルを⽤いた社会保障政策分野)、統計学、疫学、年⾦数理、⼈⼝学
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研究テーマ
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<学部>
- 統計学、数学、情報処理
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<大学院>
- 応⽤計量経済学(特に、マイクロシミュレーションモデルを⽤いた社会保障政策分野)、統計学、疫学、年⾦数理、⼈⼝学
私は、これまで、⽇本におけるライフスタイルの変化などが社会保障制度などに及ぼす影響を評価するため、マイクロシミュレーションモデルを開発し、社会保障制度改⾰の効果などの政策分析に関する研究をしてきました。マイクロシミュレーションの技法は、経済政策のみならず、幅広い分野に応⽤可能なものと考えています。今後は、医療保健・介護の分野への応⽤を模索していきたいと思っています。
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研究実績
【researchmap】
https://researchmap.jp/read0102702
【著書】
稲垣誠一(2007)『日本の将来社会・人口構造分析:マイクロ・シミュレーションモデル(INAHSIM)による推計』日本統計協会.
【主な論文】
稲垣誠一(2022)「新型コロナ後の年金財政と基礎年金の在り方」『日本年金学会誌』41, 6-13.
稲垣誠一(2021)「老後生活の経済」永瀬伸子・寺村絵里子編『少子化と女性のライフコース(人口学ライブラリー19)』株式会社原書房, 165-187.
稲垣誠一(2021)「基礎年金の底上げ方策の政策効果」小黒一正編『人口動態変化と財政・社会保障の制度設計(法政大学比較経済研究所研究シリーズ35)』株式会社日本評論社, 165-185.
稲垣誠一(2021)「コロナ禍の人口動態」『統計』72(6), 42-45.
稲垣誠一(2019)「統計ウォッチング 高齢者の居住状態の変化」『統計』70(6), 51-54.
稲垣誠一(2019)「将来の高齢者の年金額シミュレーション分析(特集 ライフステージと個人金融)」『個人金融』13(4), 57-67.
稲垣誠一(2018)「高齢女性の貧困化 : 第3号被保険者制度の財政影響(特集 年金と貧困)」『年金と経済』37(3) 50-58.
稲垣誠一(2018)「統計ウォッチング : 人口・社会統計 高齢女性の貧困化 : マイクロシミュレーションによる将来推計」『統計』69(6), 51-54.
稲垣誠一(2017)「厚生年金の適用拡大がもたらす貧困率改善効果」『日本年金学会誌』36, 4-9.
稲垣誠一(2016)「高齢女性の貧困化に関するシミュレーション分析(特集 家族の変化と年金制度)」『年金と経済』35(3), 3-10.
稲垣誠一(2016)「第3号被保険者制度廃止の財政的影響と貧困率の将来見通し」『日本年金学会誌』35, 30-35.
稲垣誠一(2015)「年金改正・物価上昇が将来の高齢世帯の貧困にもたらす影響(特集 アベノミクスと貧困・格差)」『貧困研究』15, 34-44.
稲垣誠一(2015)「所得格差や貧困の潜在的リスクとその将来見通し(特集 貧困への新たな視点)」『統計』66(5), 8-13.
稲垣誠一・清水時彦(2014)「確率的公的年金財政モデルによる基本ポートフォリオの検討」『日本保険・年金リスク学会誌』6(1), 1-19.
稲垣誠一・小塩隆士(2013)「初職の違いがその後の人生に及ぼす影響―LOSEF個票データを用いた分析―」『経済研究』64(4), 289-302.
稲垣誠一(2013)「1940年代生まれの所得格差と就業行動 : 年金加入履歴に基づく「くらしと仕事に関する中高年インターネット特別調査」による分析(特集 「くらしと仕事に関する調査」を用いた実証分析)」『年金と経済』32(2), 19-25.
稲垣誠一(2013)「高齢者の同居家族の変容と貧困率の将来見通し : 結婚・離婚行動変化の影響評価(特集 少子高齢化の進展と社会保障財政 : モデル分析の応用)」『季刊社会保障研究』48(4), 396-409.
稲垣誠一(2013)「代行割れ基金に生じる世代間格差(共通論題 企業年金の課題とその将来像)」『日本年金学会誌』(32), 74-80.
稲垣誠一(2012)「1950年代生まれの所得格差と就業行動―ねんきん定期便の加入履歴等に関するインターネット調査の概要と分析―」『日本統計学会誌』41(2), 285-317.
四方理人, 駒村康平, 稲垣誠一, 小林哲郎(2012)「国民年金保険料納付行動と年金額通知効果」『行動経済学』5, 92-102.
稲垣誠一(2012)「支給開始年齢の引上げ : マクロの財政論ではなく,ミクロの分配論から考える(特集 公的年金をめぐる諸課題)」『年金と経済』30(4) 3-9.
四方理人, 村上雅俊, 稲垣誠一(2012)「国民年金保険料における未納・免除・猶予・追納の分析」『三田学会雑誌』104(4), 569-585.
稲垣誠一(2011)「公的年金・私的年金の役割分担の再検討--三層型からリレー型へ(共通論題 公的年金・企業年金の将来像をめぐって)」『日本年金学会誌』(30), 134-142.
稲垣誠一(2010)「マイクロシミュレーションモデルを用いた公的年金の所得保障機能の分析(特集 年金制度の経済分析--不確実性やリスクを考慮した分析の展開)」『季刊社会保障研究』46(1), 23-34.
稲垣誠一(2009)「年金額分布にみられる公的年金制度の発展の足跡(特集 公的年金の諸課題)」『年金と経済』28(3), 39-46.
稲垣誠一(2009)「拡大する所得格差と貧困率の将来見通し(特集 貧困化する日本と政策課題)」『社会政策研究』(9), 199-219.
稲垣誠一(2009)「将来における高齢者の等価所得分布から見た年金改革のあり方―75歳以上高齢者への最低保障年金の導入について」駒村康平編『年金を選択する』慶応義塾大学出版会, 233-252.
稲垣誠一(2008)「2030年の高齢者像と年金制度改革のあり方について」『日本年金学会誌』(28), 21-29.
稲垣誠一, 府川哲夫(2002)「加齢による健康状態の変化(特集 健康と統計)」『統計』53(11), 16-21.
稲垣誠一(1990)「健康マップ作成のために必要な死亡数について」『厚生の指標』37(10), 30-32.
府川哲夫, 稲垣誠一, 水上孝(1990)「世帯関係調査の標本設計について」『厚生の指標』37(5), 20-28.
揚松竜治, 稲垣誠一, 川口毅(1990)「訂正死亡率の基準人口に関する一考察」『日本公衆衛生雑誌』37(5), 358-364.
稲垣誠一(1989)「都道府県別医療費について」『厚生の指標』36(15), 36-42.
奥野忠一, 府川哲夫, 稲垣誠一(1989)「国民生活基礎調査及び患者調査の推定方法に関する研究」『厚生の指標』36(11), 3-12.
稲垣誠一, 中島久幸(1983)「患者調査の標本設計について」『厚生の指標』30(2), 6-11.
稲垣誠一, 中田正, 鎌形健三(1981)「世帯関係調査の標本設計について」『厚生の指標』28(14), 10-21.
Inagaki, Seiichi (2022) “Effects of Fiscal Integration of the Public Pension System in Japan,” Journal of International Economic Studies, 36, 69-78.
Mika Aizawa, Seiichi Inagaki, Michiko Moriyama, Kenichiro Asano, Masayuki Kakehashi (2019) “Modeling the natural history of fatty liver using lifestyle-related risk factors: Effects of body mass index (BMI) on the life-course of fatty liver,” PloS one 14(10) e0223683.
Inagaki, Seiichi (2018) "Dynamic Microsimulation Model of Impoverishment among Elderly Women in Japan," Frontiers in Physics-Interdisciplinary Physics, 6.
Takashi Oshio, Seiichi Inagaki (2015) “The direct and indirect effects of initial job status on midlife psychological distress in Japan: evidence from a mediation analysis,” Industrial Health, 53(4), 311-321.
Inagaki, Seiichi (2014) “The effect of changes in nuptiality behavior after the 1980s on the poverty rate for the elderly in Japan-Analysis using a dynamic microsimulation model,” The Review of Socionetwork Strategies, 8(1), 1-18.
Gijs Dekkers, Seiichi Inagaki, Raphaël Desmet (2012) “Dynamic Microsimulation Modeling for Policy Support: An Application to Belgium and possibilities for Japan.,” The Review of Socionetwork Strategies, 6(2), 31-47.
Inagaki, Seiichi (2010) “The Effects of Proposals for Basic Pension Reform on the Income Distribution of the Elderly in Japan,” The Review of Socionetwork Strategies, 4(1), 1-16.
Inagaki, Seiichi (2008) “A Microsimulation Model for Projections of Japanese Socioeconomic Structure,” The Review of Socionetwork Strategies, 2(1), 25-41.
Inagaki, Seiichi (2007) “The Impact of the Increase in Non-regular Employment on Income Disparities,” Journal of Income Distribution, 16(3-4), 71-87. -
学位・学歴
- 名古屋大学理学部数学科 大学卒業
- 名古屋大学大学院理学研究科数学専攻 理学修士
- 東京国際大学大学院経済学研究科 大学院博士(経済学)
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職歴・学会
- 1980-1982 厚生省大臣官房統計情報部
- 1982-1983 農業者年金基金業務第一部 主査
- 1983-1986 環境庁企画調整局環境保健部保健企画課 主査
- 1986-1988 International Labor Office, Social Security Department
- 1988-1990 厚生省大臣官房統計情報部 課長補佐
- 1990-1991 厚生省大臣官房政策課 課長補佐
- 1991-1996 厚生省年金局数理課 課長補佐
- 1996-1999 厚生省年金局企業年金国民年金基金課 基金数理室長
- 1999-2000 農業者年金基金 数理・情報技術役
- 2000-2002 United Nations Statistical Institute for Asia and the Pacific, Lecturer
- 2002-2007 農業者年金基金 数理・情報技術役
- 2007-2009 年金シニアプラン総合研究機構 審議役
- 2009-2013 一橋大学経済研究所 教授
- 2013-2016 株式会社シーエーシー 特別常勤顧問
- 2013-2016 東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科 客員教授
- 2016-現在 国際医療福祉大学 教授
- 2021-現在 公益財団法人年金シニアプラン総合研究機構 特別招聘研究員
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メッセージ
- 学生のうちに、いろいろなことに挑戦してみてください。将来きっと役に立ちます。
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連絡先
- 【TEL】0476-20-7736
【FAX】0476-20-7702
【E-Mail】s.inagaki@iuhw.ac.jp
- 【TEL】0476-20-7736