成田キャンパス
循環器内科学教室

循環器内科学教室

医学生、研修医、専修医の皆さんへ

国際医療福祉大学医学部循環器内科学講座は2017年4月の本学医学部開設とともにスタートしました。私たちは、この全く新しい教室を一緒に創り上げていってくれる若い力を必要としています。

循環器診療の醍醐味

私がまだ研修医だった頃の話です。ある朝、回診していたら、受け持ちの患者さんが突然、意識を失いました。モニターをつけると心室細動です。ところが、救命処置は習っていたはずなのに、いざとなると体が動かないのです。そこに颯爽と通りかかったのが、循環器内科のN先生でした。直ちに心肺蘇生を開始し、除細動。患者さんは息を吹き返したのでした。わずか数分の出来事でしたが、N先生は淡々と冷静に処置をされ、「後は任せましたよ。」と風のように去って行かれました。N先生に魅せられた研修医の私は、迷わず循環器内科の門を叩きました。

循環器内科には、緻密な分析が必要な不整脈の治療、正確に病態を把握し戦略を練る心不全の治療、新しい治療法の開発が著しい肺高血圧疾患など、様々な分野があります。その中で、私が専門として選んだのは心臓カテーテル治療でした。瀕死の状態で救急搬送された急性心筋梗塞の患者さんの冠動脈が、カテーテル治療で開通し、患者さんが元気にご退院されるのを見るといつも心の底から報われた気持ちになるものです。その後、私は心臓弁膜症や先天性心疾患のカテーテル治療も行うようになりました。心房中隔欠損症のカテーテル治療を受けた小児の患者さんが立派に成人され、活躍されているのを伺うのも格別嬉しいものです。

充実した教育と医師のやりがいを

私は何よりも若手医師の皆さんの教育を重視します。皆さんこそが次世代の医療を担う宝です。我々の病院にはアジア最大のシミュレーションセンターが開設されます。外科手術のみならず、カテーテル治療に関しても、日進月歩で発展する最新の医療技術をいち早く習得していただきます。

2018年4月には大学院を開設し、博士号を取得することも可能となりました。循環器内科には、基礎、臨床の両面において、海外で優れた研究を行ってきたスタッフがおります。これまでの経験を生かして、皆さんの海外での学会発表、英文論文執筆の指導を致します。本学は、海外の様々な施設とも連携しており、様々な目的の海外留学をすることも可能です。循環器疾患では、とくにアジアにはリウマチ性弁膜症の患者さんが、まだ数多くおられます。私自身、かつてベトナムやボリビアなどでこれらの患者さんたちへのカテーテル治療を行った経験があります。今後、大学としてこのような医療協力を行う準備もしています。

新しい医学部

2017年4月に開学した医学部の様子も少しだけご紹介しましょう。20名の海外からの留学生を含む140名の医学生達は、おそらくは日本一タイトなスケジュールをこなしながら、勉学とスポーツなどに充実した日々を送っています。私の初めての授業のとき、一人として欠席がなく満席だったこと、目が輝いてきらきらしていたこと、授業終了時には拍手をしてくれたこと、休み時間には質問に長蛇の列ができることなど、驚きの連続でした。というよりも、このような素晴らしい学生たちに出会えてとても幸せです。See one, Do one, Teach oneといいます。皆さんも、自ら学ぶとともに、情熱あふれる医学生の教育にかかわってみませんか。

我々の医学部はゼロからの立ち上げです。その分、しきたりにとらわれない自由な発想が可能です。スタッフの出身大学も様々です。多様性こそが大いなる発展を生む土台です。そして、そこには皆さんの若い力がぜひとも必要です。力を合わせて日本一の医療、教育、そして研究を行いましょう。

研修の方針

私たちは何よりも教育を最重視します。成田医学部には、日本でも有数のシミュレーションセンターが開設され、循環器領域では血管造影用のシミュレーターが二台設置されました。これまでの教育では、初めて行うカテーテル検査や治療も、ぶっつけ本番で患者さんに相対するしかありませんでした。しかし、現代ではこのようなやり方は好ましくありません。シミュレーターで十分な経験を積んだ後に、実際の患者さんの治療を行うほうが、自身を持って安心して行うことができます。

そして、教育は、ただ受身であってはなりません。自分が教わったことを、後輩に教える。人に教えることによって自分の理解も深まります。
私たちは、See one, do one, teach one!を合言葉に、次世代を担う若手医師の教育に情熱を持って取り組みます。

私たちの専門医研修のもう一つの特徴は、心臓外科や血管外科の若手医師とともに研修を行うことです。現代では循環器内科、心臓外科、血管外科の診療は垣根が無くなって来ています。ハートチームと言う言葉が喧伝されて久しくなりましたが、TAVI、TEVAR、EVAR、頚動脈ステントなど複数の診療科が協力して行う治療も増えてきています。そして、私たちが診ている患者さんは、冠動脈疾患、弁膜症、不整脈、抹消動脈疾患などを同時に患っています。私たちは同じ病棟で同じ患者さんの診療にあたっています。専門医研修の最初の2年間は循環器内科の診療だけではなく、心臓外科領域、血管外科領域の研修も併せて行い、後半の2年間(3-4年目)は各自の興味に応じて、より専門特化した研修を行う予定です。

専門医取得

成田医学部附属病院循環器内科は、初年度(2020年)より日本循環器学会研修施設としてスタートします。日本循環器学会専門医取得のための十分な研修を受けることが可能です。また、日本心血管インターベンション学会専門医、日本不整脈学会専門医がおり、充実した教育を受ける環境が整っています。

学位取得

国際医療福祉大学では赤坂キャンパスに大学院が開設されています。循環器内科では、現在3人の大学院生が学位取得に向けて研究を行っております。

臨床は目の前の一人ひとりの患者の命を救い、研究は小さな発見の積み重ねが大発見となり未来のまだ見ぬ大勢の患者の命を救うことに繋がっていきます。どちらも医学には大切なことで、先生方のどんな時間も無駄にはなりません。私どもと一緒に、循環器の医療に貢献してみませんか?循環器内科一同、皆さんをお待ちしております。

お問合せ

入局をご希望、ご相談は、下記までご連絡をお願いします。

担当:河村朗夫
メールアドレス:akiokawamura@iuhw.ac.jp
国際医療福祉大学 医学部 循環器内科学 主任教授
国際医療福祉大学 三田病院 心臓血管センター 教授

★医学部キャンパス★ 〒286-8686 千葉県成田市公津の杜 4-3
Tel 0476-20-7701; Fax 0476-20-7702
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