成田キャンパス

循環器内科学教室

教室紹介

主任教授のごあいさつ

国際医療福祉大学医学部 循環器内科学教室
主任教授 河村 朗夫

ようこそ、国際医療福祉大学医学部循環器内科学講座ホームページへ。

私たちの理念

良質でかつ、患者さんに喜んでもらえる医療を提供する。

私たちの方針

  1. 教育を最重要視し、若手にとって日々成長していると実感できる環境を作る。
  2. あらゆる人がそれぞれの個性と能力を最大限に発揮し、お互いに尊重し認め合うことを通じて、男性医師、女性医師の双方にとって働きやすい環境を作る。
  3. 自分や自分の家族が病に倒れたときに看てもらいたいと思える医療を実践する。

循環器診療の醍醐味

私がまだ研修医だった頃の話です。ある朝、回診していたら、受け持ちの患者さんが突然、意識を失いました。モニターをつけると心室細動です。ところが、救命処置は習っていたはずなのに、いざとなると体が動かないのです。そこに颯爽と通りかかったのが、循環器内科のN先生でした。直ちに心肺蘇生を開始し、除細動。患者さんは息を吹き返したのでした。わずか数分の出来事でしたが、N先生は淡々と冷静に処置をされ、「後は任せましたよ。」と風のように去って行かれました。N先生に魅せられた研修医の私は、迷わず循環器内科の門を叩きました。

循環器内科には、緻密な分析が必要な不整脈の治療、正確に病態を把握し戦略を練る心不全の治療、新しい治療法の開発が著しい肺高血圧疾患など、様々な分野があります。その中で、私が専門として選んだのは心臓カテーテル治療でした。瀕死の状態で救急搬送された急性心筋梗塞の患者さんの冠動脈が、カテーテル治療で開通し、患者さんが元気にご退院されるのを見るといつも心の底から報われた気持ちになるものです。その後、私は心臓弁膜症や先天性心疾患のカテーテル治療も行うようになりました。心房中隔欠損症のカテーテル治療を受けた小児の患者さんが立派に成人され、活躍されているのを伺うのも格別嬉しいものです。

充実した教育と医師のやりがいを

私は何よりも若手医師の皆さんの教育を重視します。皆さんこそが次世代の医療を担う宝です。我々の病院にはアジア最大のシミュレーションセンターが開設されます。外科手術のみならず、カテーテル治療に関しても、日進月歩で発展する最新の医療技術をいち早く習得していただきます。

2018年4月には大学院を開設し、博士号を取得することも可能となりました。循環器内科には、基礎、臨床の両面において、海外で優れた研究を行ってきたスタッフがおります。これまでの経験を生かして、皆さんの海外での学会発表、英文論文執筆の指導を致します。本学は、海外の様々な施設とも連携しており、様々な目的の海外留学をすることも可能です。循環器疾患では、とくにアジアにはリウマチ性弁膜症の患者さんが、まだ数多くおられます。私自身、かつてベトナムやボリビアなどでこれらの患者さんたちへのカテーテル治療を行った経験があります。今後、大学としてこのような医療協力を行う準備もしています。

2020年に開院する大学病院

東京オリンピックが開催される2020年に成田で開院する私どもの大学病院では、世界各国から来日され治療を受ける患者さんのため、様々な工夫がなされています。異なる宗教や食事習慣に対応するための礼拝堂やハラル食、10カ国語に対応するスタッフ、そして、アジアのハブ病院として最高レベルの臨床を提供するため、ハイブリッド手術室など最新の医療機器をそろえています。

アジアには既に、タイやシンガポールなど医療ツーリズムの先進国があります。日本は観光客のインバウンドの増加は目を見張るものがありますが、医療ツーリズムの提供に関しては後進国です。すでに、出遅れているのに何を今さらと思われるかもしれませんが、日本で医療ツーリズムを提供することのアドバンテージは、世界一の長寿国の質の高い医療技術と予防医療を、海外から日本ブランドとして認識されている、礼儀正しさ、親切さ、誠実さ、そして高い信頼性のもとに行うということだと考えています。

新しい医学部

2017年4月に開学した医学部の様子も少しだけご紹介しましょう。20名の海外からの留学生を含む140名の医学生達は、おそらくは日本一タイトなスケジュールをこなしながら、勉学とスポーツなどに充実した日々を送っています。私の初めての授業のとき、一人として欠席がなく満席だったこと、目が輝いてきらきらしていたこと、授業終了時には拍手をしてくれたこと、休み時間には質問に長蛇の列ができることなど、驚きの連続でした。というよりも、このような素晴らしい学生たちに出会えてとても幸せです。See one, Do one, Teach oneといいます。皆さんも、自ら学ぶとともに、情熱あふれる医学生の教育にかかわってみませんか。

我々の医学部はゼロからの立ち上げです。その分、しきたりにとらわれない自由な発想が可能です。スタッフの出身大学も様々です。多様性こそが大いなる発展を生む土台です。そして、そこには皆さんの若い力がぜひとも必要です。力を合わせて日本一の医療、教育、そして研究を行いましょう。