成田キャンパス
循環器内科学教室

循環器内科学教室

教室紹介

ごあいさつ

国際医療福祉大学医学部 循環器内科学教室
教授(代表) 河村 朗夫

ようこそ、国際医療福祉大学医学部循環器内科学講座ホームページへ。

私たちの理念

仲間を幸せに、社会を幸せに

私たちの方針

  1. 教育を最重要視し、若手にとって日々成長していると実感できる環境を作る。
  2. あらゆる人がそれぞれの個性と能力を最大限に発揮し、お互いに尊重し認め合うことを通じて、男性医師、女性医師の双方にとって働きやすい環境を作る。
  3. 自分や自分の家族が病に倒れたときに看てもらいたいと思える医療を実践する。

教授の思い

私の祖父は外科医で軍医、父親も外科医です。祖父が息をひきとる間際に、私の手をとり「これは外科医の手だな」とつぶやいたらしいのですが、まだ幼稚園にも上がっていなかったため、記憶はありません。結局、外科医にはなりませんでしたが、内科の中では外科医に近いかもしれない循環器内科を選ぶことになったのは偶然ではないのかもしれません。

私が本格的に循環器医を志したのは、急性心筋梗塞のカテーテル治療が日本で本格的に始まったころでした。それまでは、なす術もなく亡くなってしまう患者さんたちが、次々にお元気で退院されるのを目の当たりにして驚きました。その後、USMLEを取得して米国に臨床留学し、心房中隔欠損などの先天性心疾患のカテーテル治療も学び、小児の患者さんの治療にも携わるようになりました。

最近では、冠動脈疾患、不整脈だけでなく、心臓の弁膜症などもカテーテルで治すことができるようになってきました。でも、実は循環器内科の魅力の一つは聴診器です。聴診器はただのかざりではありません。急に体調を崩された人がいたとき、聴診器一つあれば、路上でも、機内でも、新幹線の中でも、かなりの部分、自信をもって判断できます。機内にはCTやエコーはありませんが、聴診器は常備されています。

私が、研修医から専修医の頃、当時の慶應義塾大学循環器内科を主宰されていた小川聡教授、後に杏林大学医学部循環器内科教授にご就任されました佐藤徹教授には、みっちりと、聴診の技術をご指導いただきました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。最近は、聴診をしっかり教える機会が減っているかもしれませんが、この技術は次世代にしっかりとバトンタッチしたいと思っています。

研修医のみなさん、学生のみなさんには、いつか私が病気になったときには、私の主治医になっていただきたいと思っています。そのために、ともに成長していきましょう。