大学院修士修了生:平野裕真さんの研究成果が学術誌にアクセプトされました
この度、本学大学院修士課程を2020年度に修了した平野裕真さん(所属:浜松医科大学医学部附属病院、指導教員:西田裕介教授、副指導教員:河野健一講師)の研究成果がJapanese Journal of Physical Therapy for Diabetes Mellitusに採択されました。
タイトルは「Relationship between physical activity and fatigability in patients with diabetic kidney disease: a pilot study」です。本研究は、平野さんの修士研究の成果の一部となります。成田キャンパス理学療法学科では、充実した大学院教育が展開されているのも特長の一つです。また、質の高い研究活動を通して、国民の健康に貢献していきます。平野さんの益々の活躍を期待しています。
【コメント】
この度、修士課程で取り組んでいた研究成果の一部がJapanese Journal of Physical Therapy for Diabetes Mellitusに採択されました。本論文の執筆にあたり多大なるご指導を賜りました西田教授、河野講師、ならびに関係する方々にこの場をお借りしてお礼申し上げます。まだまだ未熟者ですが、少しでも患者様に還元できるよう質の高い研究を目指していきます。
【論文概要】
本研究の目的は、糖尿病性腎臓病患者における身体活動量に関連する要因を明らかにすることでした。平均年齢56.4歳の23例を解析対象とし、身体活動量と患者特性、膝伸展筋力、疲労性との関連性を解析しました。結果、身体活動量は疲労性とのみ有意な負の相関を認めました。腎保護の観点より患者の身体活動量を高く保つことの重要性が報告されています。本研究は身体活動量向上を目的としたリハビリテーション介入策立案の一助になると考えています。