【学生記事】3年生後期科目「クリニカルリーズニングⅠ」について
今回は学科の授業の様子をお伝えするために、3年生後期科目の「クリニカルリーズニングⅠ」という授業について記事を書いてもらいました。3年生は来年度の臨床実習に向けて、専門性の高い科目を日々勉強しております。学部生目線での授業の様子を知ることができますので、ぜひご覧ください。
3年生後期の授業にてクリニカルリーズニングⅠという授業を行いました。クリニカルリーズニングⅠでは主に脳血管障害や整形疾患、内部疾患などの理学療法士が臨床現場でよく遭遇する基本的な疾患について実践的に学びます。特に夏休みに3週間に及ぶ評価実習で実際に検査測定に関わらせていただいた症例をもとに、病態を理解したうえで、障害のメカニズムについて解剖学や運動学等の今まで学んできた知識を活用して説明し、根拠に基づいた理学療法評価及び治療プログラムの立案ができるように学んでいきます。
1年生の頃から私たちは理学療法概論という授業を始め、症例や病態を根拠に基づいて解釈を行えるように空間概念図を使用し学んできました。このクリニカルリーズニングⅠではそれらの集大成を披露できるよう、数多くの文献を読み、評価そして治療プログラムを立案して、学生と先生の前で発表します。仲間の発表を聞くことでより多種多様な疾患の捉え方を学ぶことができ、総合臨床実習に向けた実践的な臨床推論を行う準備をすることができました。私はこの授業での学びを総合臨床実習に繋げ、多くのことを学んでいきたいと思います。
理学療法学科 3年生 吉田早希