生理学は「生命の理（ことわり）」を学ぶ学問分野です。ヒトがヒトとして生き、生命活動を維持するためのメカニズムを学びます。生理学で人体の正常機能を学ぶことで、その異常である病態や臨床医学を正しく理解することができます。良い医療者になる為には、病に苦しむ人の気持ちに寄り添える人間性に加え、病を正しく理解する知識や知恵が必要です。学生と共に切磋琢磨しながら知識だけではなく、社会に貢献できる医療者を育成すべく教育を行っております。より良い医療に貢献したいという志と責任感を持った方の入学を心待ちにしています。

研究活動では、生命現象の真理を追究する基礎的な研究のみならず、そこで得られた知見を臨床分野へと応用していく橋渡し研究（translational research）にも力を入れています。本学が複数の附属病院を擁する医療系総合大学である利点を生かして、臨床部門や他学科の教室、また企業とも積極的に連携して研究を推進しています。様々な研究活動を通して社会に貢献していきたいと考えていますので、「生命の理」を追求したい、研究で人を救いたい、という熱意を持った皆さんの参加を歓迎します。