成田キャンパス
皮膚科学教室

皮膚科学教室

教室紹介

ごあいさつ

国際医療福祉大学医学部 皮膚科学教室
教授(代表) 菅谷 誠

国際医療福祉大学医学部皮膚科学教室のホームページへようこそ。
国際医療福祉大学医学部皮膚科学教室は、2017年4月1日同大学の医学部設置に伴って開講いたしました。皮膚科は悪性黒色腫などの悪性腫瘍からアトピー性皮膚炎、乾癬、白癬、脱毛症、褥瘡など幅広い疾患を取り扱うことが特徴です。それぞれの皮膚科医がcommon diseaseを診ることができると同時に、自身の専門分野をもって診療に当たっています。入局後に、手術をたくさんやりたい、アトピー性皮膚炎の研究をしたい、褥瘡のさまざまな治療を経験したい、といった個々の希望に対応することが可能です。当教室のオープニングスタッフは全て東京大学皮膚科学教室出身であり、診療、研究いずれもトップレベルの医師が揃っております。また昨年度と今年度には、地域の基幹病院の皮膚科部長であった先生を教室にお招きし、さらにパワーアップした布陣となっています。日本専門医機構の皮膚科研修プログラムの基幹施設となっており、専門医取得は当然として、学位指導やその先の留学サポート体制もしっかりしています。

私は留学も皮膚科学の研究室に赴任しており、キャリアの中で皮膚科の臨床から完全に離れたことはありません。目の前の病気の原因を解明しようとするチャレンジや、患者さんを治したいという気持ちから研究テーマを探していって欲しいと思います。私はこれまで皮膚リンパ腫を専門とし、北海道から九州まで、大学病院を含む多くの施設から症例を紹介していただきました。数多くのリンパ腫症例から得られた知見は、100編以上の英語論文として報告してきました。当教室に入局された先生方には、是非ライフワークとなる疾患を見つけていただきたいと思います。

当皮膚科学教室のモットーは、
1) 医師どうしやメディカルスタッフも含め、助け合いの精神を持つ
2) 大学病院にいる意味を考え、診療、教育、研究、少なくともいずれかで貢献する
3) カルテ記載や検査、検体の保存など、ひと手間を惜しまない
としています。

千葉県北東部から茨城県南部にかけては皮膚科医が少なく、今後ますます当教室の役割が大きくなっていくことが予想されます。また成田という国際色豊かな立地を活用し、海外からの患者さんを受け入れ、海外の学会への参加や留学を積極的に行い、国際的に認められる皮膚科医を育成していく所存です。千葉県、日本、そして世界の皮膚科診療と皮膚科学の進歩への貢献を目指して、一緒に歩んでいただける熱意のある方を歓迎いたします。

令和4年4月8日
国際医療福祉大学皮膚科学教室 教授(代表) 菅谷 誠