成田キャンパス
皮膚科学教室

皮膚科学教室

診療概要

対象疾患

炎症性疾患(アトピー性皮膚炎、乾癬、蕁麻疹、血管炎など)、膠原病(強皮症、エリテマトーデス、皮膚筋炎など)、皮膚腫瘍(メラノーマ、有棘細胞癌、ボーエン病など)、水疱症(水疱性類天疱瘡、尋常性天疱瘡など)、母斑・母斑症(表皮母斑、血管腫、神経線維腫症など)、感染症(蜂窩織炎、帯状疱疹、白癬など)、皮膚付属器疾患(脱毛症、無汗症など)といった様々な皮膚疾患を診療しています。

治療

日帰り手術から有棘細胞癌や外陰部パジェット病などの植皮を必要とする大きな手術まで幅広く行っております。また、悪性黒色腫に対する免疫チェックポイント阻害薬や有棘細胞癌や外陰部パジェット病に対する化学療法も施行可能です。
当院では炭酸ガスレーザー、Qスイッチルビーレーザー、Vビームレーザーを所持しており、対象疾患に対する治療を行っております。
乾癬、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹などを対象に、生物学的製剤や低分子化合物などによる最新治療も取り扱っております。(2022年4月現在成田市唯一の日本皮膚科学会認定乾癬生物学的製剤使用承認施設です。) 現在保険診療では認められていないものの、医療上重要な皮膚症状(男性型脱毛症や老人性色素斑など)も自費診療にて治療しています。帯状疱疹ワクチンのシングリックス®の自費接種も行っております。

得意領域

当院では菅谷主任教授をはじめ、皮膚悪性腫瘍(特に皮膚リンパ腫)の専門医が複数人在籍しており、専門的な治療を行っております。
また、膠原病分野の専門医も在籍しております。最新の自己抗体検出法であるA-cubeTMも取り扱っており、詳細な検査と最先端の治療を行っています。

研究

当科では国際医療福祉大学の倫理委員会の承認を受け、ヒトの検体を用いた研究や、診療録を用いた臨床研究なども積極的に行っております。特に皮膚悪性リンパ腫に関して世界をリードする最先端の研究が可能です。東京大学皮膚科学教室と連携し、マウスや細胞株を用いた基礎的な研究を行うことも可能です。