成田キャンパス
分子生物学教室

分子生物学教室

教室紹介

当教室ではスタッフを募集しています。以下のリンクをご参照ください。

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教育:医学と医療を分子レベルで理解する力を養う
Education: Cultivation of the ability to understand medicine and medical care at the molecular level

分子生物学ではつぎのような方針で授業、実習を行っています。

①生命現象を分子レベルで理解する力を養う

分子生物学的な視点から生命現象の仕組みを学び、臨床応用につなげる考え方を身につける。

②診断と治療の新しい分野を理解する

DNA情報を活用したゲノム医療、核酸医療(mRNAワクチン、siRNA)や遺伝子治療の基盤となる知識を学び、新しい医療分野への理解を深める。

③他の基礎医学との相補性を重視し、進化する分野を学ぶ

薬理学や生化学の知識に加えて、エピジェネティクスやCRISPR技術など進歩した分子生物学のトピックを取り入れ、医学の最前線に触れる。

研究:腎臓病と高血圧の成因解明とその臨床応用
Research: Elucidation of the molecular mechanism of kidney disease and hypertension

当教室ではつぎのような研究を進めています。

①臨床サンプルに基づく基礎研究

本学成田病院、三田病院からの腎生検・尿検体をご提供いただき成田キャンパスで解析して、得られた所見を元に動物・細胞実験を行っています。

②エピジェネティクスの観点からの研究

エピジェネティクス機構は、DNA配列を変えずに遺伝子の発現を制御する仕組みで、DNAのメチル化などが含まれ、遺伝子スイッチとして働きます。わたしたちは、糖尿病症例の尿DNAメチル化の診断への応用について(BMJ Open Diabetes Res Care 2020)および、糖尿病症例の腎臓DNAメチル化異常について報告しました(Am J Physiol Renal Physiol 2024)。腎臓病と高血圧発症にいたる分子メカニズムをエピジェネティクス異常の側面から解明して診断・治療への応用することを目指しています。

③高血圧・心血管病に対する抗加齢因子クロトーの保護効果

加齢に関わるクロトーの未解明なシグナルの同定と治療への応用、ヒト試料での検討を進めています。
詳しくは研究室ホームページをご参照ください。

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