教室紹介
教育:医学と医療を分子レベルで理解する力を養う
Education: Cultivation of the ability to understand medicine and medical care at the molecular level
分子生物学は、生命現象を分子レベルで理解することを目的とする学問です。生命活動にとって重要な生体分子の構造や機能について、それら分子をコードする遺伝情報との関わりから解明することにより、分子生物学は医学の進歩に貢献してきました。当教室では医学科の1年次と3年次において、現代の生命科学の中心分野となっている分子生物学、そして遺伝学と再生医学の授業を担当しています。学習過程では、最新の医学教育手法を取り入れながら、医師としての国際的活躍に必要となる科学的思考力や医学的知識を、コンピテンシーとして身につけることを目標としています。
研究:病態の分子メカニズム解明を目指して
Research: Elucidation of the molecular mechanism of disease pathology
私たちはこれまで主に、遺伝子工学的、分子生物学的、あるいは細胞生物学的手法を用いて、膵内分泌細胞の発生・分化や形態形成、細胞増殖における転写因子の機能について解析してきました。当研究室では、それらの研究成果を応用して、疾患メカニズムを分子レベルで明らかにすることにより、人類の健康増進へ寄与することを研究目標としています。