3年生が成田病院で先端医療の現場を見学!
理学療法学科3年生のうち、先端内科系理学療法学の履修者70名が授業の一環として、11月4日と11日の2日間にわたり、国際医療福祉大学成田病院の見学を行いました 。当日は少人数のグループに分かれ、病院の「ICU(集中治療室)」と「健康増進センター」をローテーションで見学しました。
ICU(集中治療室)の現場
多くの学生にとって、ICUは初めて入る場所でした。成田病院のICUは全室が個室になっており、学生からは「プライバシーが守られ、感染リスクも減らせるメリットがある」 といった声が上がりました。一方で、「個室だと患者さんが孤独を感じたり、スタッフの目が届きにくいのでは」という質問も出ました。しかし、その課題を「各部屋の高性能カメラとモニターで常時監視する仕組みで解決している」と学び、最先端のリスク管理体制に感心していました。また、「医師や看護師、薬剤師など多職種がカンファレンスで活発に情報を共有している様子を見て、チーム医療の重要性を実感した」との感想も多く寄せられました。
健康増進センターの役割
健康増進センターでは、プールやジム、サウナなどの充実した設備を見学しました。施設では、専門の「健康運動指導士」の方々が中心となり、利用者一人ひとりに合わせた運動プログラムを指導していることを学びました。学生からは、「退院後の方の運動習慣を維持する場や、病気を未然に防ぐ『予防医学』の重要性を実感した」といった声が聞かれ、病院での治療だけでなく、その後の健康維持や予防といった広い視点を持つきっかけとなったようです。
今回、多くの方のご協力の下で学生達が貴重な経験を積むことができました。理学療法学科では、今後も関連施設や多職種と関わる講義を展開し、教科書だけではわからない「医療のリアル」を学ぶ貴重な経験を提供できるように努めてまいります。