学生レポート:USMLEセミナー
学生レポート:平田 竜都 医学部医学科(2年)
■ USMLEセミナーに参加した理由(きっかけ)を教えてください。
1年生2学期から参加しています。このセミナーはUSMLE受験希望者だけではなく生徒全員を対象とした授業であり、膨大な医学トピックの中から試験に頻出のテーマを選んで解説するという授業形態に惹かれました。
■ USMLEセミナーに参加して工夫されている点を教えてください。
約40分の授業の前半でテーマの概略を学習し、後半では実際に出題される形式の問題を解き、自分が前半の講義を理解しているかを確認しています。普段の授業の知識が臨床現場でどのように使われているのかを意識しています。
■ USMLEセミナーの雰囲気、アピールポイントを教えてください。
履修登録する必要がないため、誰でも気軽に参加することができます。また、積極的な生徒の発言を推奨する環境なので、同級生が疑問に思っていることを知ることができたり、同時に教えてもらったりするなど、授業を通してインタラクティブに知識のアウトプットしながら自分の理解を確認することができます。USMLEセミナーの直近の通常授業(必須科目)で扱われたテーマにポイントを中心に講義を行ってくれるので良い復習の機会や試験勉強のモチベーションを上げるきっかけにもなります。
■ 今後の展望を教えて下さい。
卒後は日本国内外の臨床現場・研究現場・行政現場で横断的に医療に携わり、各分野で英語でのコミュニケーションを円滑に行えるようになることをめざしています。診療科としては救急科に興味があります。また、国際保健分野にも関心があり、ワクチンなどの医療資源を通して発展途上国への支援を行ったり、現地の医療制度の改善や医療政策の実行の現場で貢献したいと考えています。
指導教員レポート:押味 貴之
■ USMLEセミナーについて、USMLE受験にチャレンジする面白さについて教えてください。
IUHW USMLE Seminar とは、それぞれの学年で学んでいる医学科目を臨床的な視点からUSMLE Step 1の形式で楽しく学ぶ双方向型学修セミナーです。医学講義で学んでいる医学知識が、英語圏の臨床現場でどのように活用されるのかを楽しみながら学びます。
1年生と2年生は週1回、3年生は月1回の頻度で開催されています。1年生は基礎医学、2年生は器官別の臨床医学、そして3年生は臨床推論の内容を学びます。新カリキュラムでは6年生まで医学英語の授業があるので、それに合わせて高学年でもUSMLE Seminarを展開していきたいと思います。
■ 医学部受験を考えている方へひとことお願いします。
IUHWでは「医学を英語で学ぶ」という学修環境に加え、充実した一般英語・医学英語の授業を用意しています。日本の医学部のほとんどがUSMLE対策として「留学経験者の体験談」や「外部教材の活用」という2つしか提供できていませんが、IUHWではUSMLEに関する基礎医学・臨床医学の各論を定期的に学ぶ環境を提供しています。各学年で12名を超えるStep 1合格者が生まれており、この数は増加傾向にあります。米国臨床留学を考えている方には理想的な学修環境と言えます。