イーストアングリア大学の学生さんに多職種連携教育に関する講義を行いました
2025年10月、イギリスのイーストアングリア大学(University of East Anglia)看護学部の学生さん7名が本学で研修を行いました。研修の一部として、成田保健医療学部の西田学部長と牧原(理学療法学科准教授)による、本学の多職種連携教育(interprofessional education: IPE)に関する講義を行いました。本学の特徴の一つに、4年間を通して開講される「関連職種連携」シリーズの科目があります。今回の講義では、このシリーズが行われるようになったきっかけ、必要性、そして本学の豊富な資源(多様な職種、多くの関連施設)がこのシリーズの開講を可能にしていることなどを説明しました。学生さん達はすでに本学の関連病院の見学を終え、現場で実際に行われている多職種連携を目の当たりにした後であったため、そこでの経験と関連付けて大学での「関連職種連携」シリーズにも大変な興味をもったようでした。イギリスでの多職種連携はmultidisciplinary team(MDT)と称されるそうです。イギリスでのMDT教育と本学でのIPE教育の違いに触れながら、お互いの長所、短所について熱くディスカッションすることができました。イギリスは多職種連携発祥の地と言われていますが、本学の「関連職種連携」シリーズから多くのヒントを得たようで、イギリスに持ち帰ってもっと広げていきたいと語る姿が印象的でした。今後も交流を続け、お互いに多職種連携について深く学んでいきたいと感じる研修になりました。
理学療法学科 牧原由紀子