第146回理学療法科学学会学術大会で学術大会長賞を受賞しました
この度、2025年3月2日(日)に国際医療福祉大学成田キャンパスで開催された第146回理学療法科学学会学術大会にて、本学大学院修士課程2年の綿貫翔太さん(所属:国際医療福祉大学市川病院、指導教員:西田裕介教授、副指導教員:石井秀明講師、石田武希助教)が「⾼齢者における運動イメージと歩行変動の関係」という演題にて学術大会長賞を獲得しました。
成田キャンパス理学療法学科では、充実した大学院教育が展開されているのも特長の一つです。また、質の高い研究活動を通して、国民の健康に貢献していきます。綿貫さんの益々の活躍を期待しています。
文責:理学療法学科 講師 石井秀明
<受賞コメント:綿貫さん>
この度は学術大会長賞を頂戴し、誠に光栄に思います。ご指導いただいた西田先生、石井先生、石田先生、本研究に関わっていただいた先生方の協力があっての受賞だと感じております。大変感謝申し上げます。
本研究は高齢者における歩行のイメージ能力が実際の歩行パラメータに影響を与えているかを地域在住高齢者51名で調査しました。結果は年齢や性別、筋力、バランス能力に関係がなく、歩行のイメージ能力が低いと歩行周期のばらつきが大きいことが示されました。このような結果は運動機能に大きな問題がない高齢者でもイメージ能力が低いと転倒リスクが高くなる可能性があるため、イメージ能力も含めた転倒リスクの評価を実施することが必要であると考えています。
今後も運動イメージの研究を継続し高齢者の転倒予防に貢献できるよう精進して参ります。この度は本当にありがとうございました。
理学療法学科4期生 綿貫翔太