第30回千葉県理学療法学術大会のビギナーズセッションで最優秀賞を受賞しました
この度、2024年10月5日(土)~6日(日)に幕張メッセ国際会議場で開催された第30回千葉県理学療法学術大会のビギナーズセッションにて、本学大学院修士課程を2023年度に修了した笛木双葉さん(所属:国際医療福祉大学市川病院、指導教員:西田裕介教授、副指導教員:竹内真太講師、櫻井陽子助教)が「筋萎縮性側索硬化症患者の特性が運動療法効果に与える影響:メタアナリシス」という演題にて最優秀賞を獲得しました。
成田キャンパス理学療法学科では、充実した大学院教育が展開されているのも特長の一つです。また、質の高い研究活動を通して、国民の健康に貢献していきます。笛木さんの益々の活躍を期待しています。
文責:理学療法学科 講師 石井秀明
<受賞コメント:笛木さん>
この度はこのような賞を頂戴し、誠に光栄に思います。この賞は、皆様のご協力があってこその賞だと思っております。ご指導いただいた西田先生、竹内先生、櫻井先生、鵜澤先生、本研究に関わっていただいた先生方に大変感謝申し上げます。
本研究は筋萎縮性側索硬化症患者の特性が運動療法効果に与える影響に関して複数の研究の結果を統合しメタアナリシスの分析を行いました。結果よりベースライン値のBMIが高く、疲労感が軽度である方に効果が得られやすいことから進行が軽度、緩やかなALS患者に対して運動療法を行うことが有益であることが示されました。このような結果は ALS 患者の心身機能・日常生活活動の維持・向上の一助となると考えています。
今後も神経変性疾患の研究を継続し患者様のQOL向上に貢献できるよう精進して参ります。この度は本当にありがとうございました。
理学療法学科3期生 笛木双葉