成田キャンパス

学科トピックス

理学療法学科の海外系授業③
―海外大学の大学生を招致―

2023.11.18

 今回の記事では、③海外大学の大学生を招致の紹介をしていきます。
 「海外保健福祉事情Ⅱ」で研修先となっているシンガポール工科大学(SIT)と台湾の元培医事科技大学(元培)がビジターとして、7月に成田キャンパスに来てくれました。理学療法学科では、3年次の選択科目であるグローバルメディカルコミュニケーションⅠの授業として、SIT・元培学生との交流会を開催しました。1・2年次から大きく発展して、より実践的な英会話を体験する科目です。

 SITの学生との交流会では、一緒に買い物に行きお昼を食べたり、パラスポーツ(障がい者スポーツ)を体験したりしました。

買い物の様子①


買い物の様子②


食事の様子①


食事の様子②


パラスポーツの様子



 また、元培の学生との交流会では、本学に在籍する留学生がヨガ体験をしてくれました。ヨガは思ったよりも大変でしたが、みんなで身体を動かし、とても楽しい時間となりました。


  • ヨガの様子①
  • ヨガの様子②

 折り紙体験も行いました。本学学生が折り紙の折り方を英語で準備してくれました。鶴やゲームのキャラクターをみんなで折りました。


折り紙を教えている様子


 参加してくれた学生からのコメントをいただきました。
<理学療法学科3年生 數藤可純さん>
 今回、初めてシンガポール学生と交流をして実感したことは、言語の壁です。 普段、私たちが耳にするアメリカ英語とは違い、シンガポールならではの独特なアクセントに戸惑う場面もありました。また、英語でどのように表現したらよいのか分からず苦戦することもありました。ですが、ボッチャなどの障害者スポーツを実施した際、言葉が通じなくても、気持ちを体で表現してコミュニケーションをとることができました。なので、会話をしていく中で、失敗を恐れず、伝えようとする気持ちが大切だと感じることができ、英語学習のモチベーションを高めるきっかけとなった交流会でした。
 今回の経験から、多国の文化や言語を学び、自身の視野を広げていけたらと考えています。

<理学療法学科3年生 宍戸裕介君>
 台湾学生と交流してみて、英語でコミュニケーションを取ることの難しさ、文化の違いについて知ることができた。外国の人と価値感や文化が異なるため、互いに尊重して理解していくことが大切であると感じた。
 グローバル化する社会において今後も外国の人とコミュニケーションを取る機会が多くあると思うので、これからも積極的にコミュニケーションを取れるようにしていきたい。

 また、今後は本学とSITの学術的交流も検討しています。日本の理学療法や筋の触診の授業を行いました。協力して理学療法の学術的発展に貢献していければと思います。


  • 授業の様子(日本の理学療法の紹介)
  • 授業の様子(筋の触診)

集合写真


 海外研修だけでなく、海外学生が大学に来てくれることも大変魅力的だと思います。交流機会を大事にして語学力のアップだけでなく、本学や日本の理学療法に発展に寄与するよう、これからも交流を大事にしていきます。

理学療法学科 助教
鵜澤 寛伸