理学療法学科の海外系授業②
―2年次の海外保健福祉事情―
前回に引き続き、今回の記事では、②2年次の海外保健福祉事情を紹介します。
海外保健福祉事情はⅠとⅡの2つの授業で展開されます。Ⅰでまず研修予定国の地理、文化、医療制度などを学びます。学生たちは理学療法学科の学生だけでなく、他の学生と一緒にグループを作り、学習を進めます。授業の最後に、調べた研修予定国について発表し合い、他の国のことも学ぶ機会があります。
Ⅱでは、実際に海外研修に向かいます。夏期・冬期の2回、渡航時期があり学生はどちらかの時期に行くことになります。研修期間は約2週間のことが多いです。平日に大学で授業を受けたり、医療機関を見学したりします。プログラムは各国で違いますので、興味がある方はぜひ問い合わせてみてください。
今年の3月、理学療法学科の牧原准教授と、私(鵜澤)でシンガポール研修の引率を行いました。コロナの影響がまだ残っており、医療機関の見学はできませんでしたが、Nanyang Polytechnicという看護学生を輩出している学校の見学を行いました。シミュレーション教育が充実しており、参加した学生も興味深く見学していました。また、高齢者施設の見学やリハビリテーションに活用されているおもちゃ製作会社の見学もありました。
Tomodachi hourというNanyang Polytechnicの学生との交流会もありました。学生たちは事前に準備したあやとりを教えたり、シンガポールの伝統的な遊びを教えてもらいながら、交流を深めていました
成田キャンパスでは必修科目のため、同じ学科の友達や、他学科の学生と一緒に海外に行けることもとても良い点だと思います。
海外保健福祉事情Ⅰ・Ⅱは日本との文化や医療制度の違いを学ぶとても良い機会です。ぜひ本学に入学し、海外研修に参加してくださいね!
理学療法学科 助教
鵜澤 寛伸