理学療法学科の海外系授業①
―4年間の海外系授業の紹介―
本学の理学療法学科は英語を中心とした外国語を取り扱った授業や、海外研修が多くあります。これらは以下の目的を持って展開しています。
1. 世界と日本の理学療法を比較し、広い視野で理学療法の臨床的・学術的発展に貢献するため
2. 本学学生が将来、留学や海外で働くことがキャリアプランの1つとなるように、その礎を築くため
上述した目的を達成するため、本学では以下のような方策を進めています。
① 4年間の海外系授業
② 2年次の海外保健福祉事情
③ 海外大学の大学生を招致(本学3年生との交流会)
④ 4年次の理学療法国際実習
今回の記事では、学科トピックス①として、4年間の海外系授業を紹介します。以下、各学年での学修内容です。
【1年次】
教養科目として各外国語(英語、中国語、韓国語、フランス語など)を学びます。必修、選択科目とあり、選択科目であれば学生は希望の授業を履修できます。人気のある言語は抽選になることもあります。
【2年次】
海外保健福祉事情Ⅰ・Ⅱがあります。成田キャンパスでは必修科目のため、全学生が研修を行います。研修先の国についてグループワークで事前学習を行い、夏期もしくは冬期に研修を行います。各国の医療現場を見学することが中心ですが、研修内容はその国ごとになります。次の学科トピックスで紹介します。
また、理学療法学科の選択科目としてメディカルイングリッシュボキャブラリーという科目があります。多職種との情報交換や英語論文の読解のために必要な医療英単語、リハビリテーション領域で知っておくべき英語表現を学びます。
【3年次】
理学療法学科の選択科目として、グローバルメディカルコミュニケーションⅠ・Ⅱがあります。一般的な英会話に加えて、理学療法の医療面接、評価、治療における英会話を体験、練習します。本年度はシンガポールや台湾から来た学生と交流会も行い、より実践的な英会話が学べる科目です。学科トピックス③で、本学学生とビジターとの交流会の様子をより詳しく紹介します。
【4年次】
4年次の夏期、海外の理学療法現場を見学します。学生は国内の総合臨床実習を終えているため、2年次よりもより専門的な視点を持って日本と海外の理学療法を比較することができます。この科目は本年度より開始しました。学科トピックス④で紹介します。
最初にお示しした目的の達成のため、4年間で様々な方策がとられています。これからの学科トピックスでひとつずつ紹介していきますので、お楽しみに!
理学療法学科 助教
鵜澤 寛伸