病理学の高橋教授がSigma XiのFull Memberに選定される
本学医学部病理学の高橋芳久教授が、この度Sigma XiのFull Memberに選定されました。Sigma Xiは、1886年に設立された伝統と権威ある国際的な科学研究名誉協会で、アルベルト・アインシュタイン、フランシス・クリック、ジェームズ・ワトソンなど200名以上のノーベル賞受賞者が会員として活動してきました。研究活動の健全性を高め、科学や工学を完全なものにし、一般の人々の科学への理解を高めて、人類のおかれた状況をよりよくしていくことを使命としています。
高橋教授は消化器疾患の病理学を専門としており、特にmetabolic dysfunction-associated steatotic liver disease (MASLD)/metabolic dysfunction-associated steatohepatitis (MASH)の動物モデルの開発や、それを用いての新しい予防・治療法の開発研究を精力的に進めてきました。また、人工知能などを応用して、より正確なMASLD/MASHの組織病理診断を実現するための研究を進めています。さらに、plexiform angiomyxoid myofibroblastic tumorという新しい胃の間葉系腫瘍の発見などで、消化器疾患の診療の進歩に貢献してきました。