ハイハイレース&発達ミニレクチャーレポート
国際医療福祉大学成田キャンパスでは、成田市の後援のもと、地域公開講座を継続的に開催しております。その一環として、9月19日に成田保健医療学部理学療法学科を中心に、生後14カ月未満の赤ちゃんと保護者を対象にしたハイハイレース&発達に関するミニレクチャーが開催されました。
ハイハイレースは、月齢に応じて3つのレースが実施され、中には泣きながら猛スピードでハイハイする子や、立ちあがり始めてしまう子もいました。こうした瞬間が親子の楽しい思い出となり、保護者さまからは「とてもいい思い出になった」との声が聞かれました。ハイハイは子供が成長する期間の一部であり、この貴重な体験を共有できたことは、非常に意義深いものでした。
また、ミニレクチャーでは、親のスマートフォンの使用が子どもとのコミュニケーションに与える影響や、運動発達促進エクササイズ、絵本の読み聞かせ方法などについて詳しく説明いたしました。現代の便利なテクノロジーは育児を助ける一方で、子供とのコミュニケーションを妨げる要因となることが科学的に証明されています。ご参加いただいた保護者さまと、運動や絵本を通じて子供とコミュニケーションをとる重要性を共有し、有意義な時間を過ごせました。
学生たちもボランティアとして積極的に参加し、元気な赤ちゃんたちの成長を目の当たりにし、多くのことを学びました。今後もこのようなイベントを継続的に開催し、地域の皆様に役立つ情報や楽しい体験を提供していく予定です。
成田保健医療学部 理学療法学科
助教 後藤圭介