成田キャンパス

学科トピックス

日本病理学会総会で本学医学部生が2年連続で優秀演題賞を受賞

2023.05.09

 令和5年4月13日から15日にかけて下関で開催された第112回日本病理学会総会で、本学医学部3年生のノミン トール・アリウンボルドさんらの発表した演題「原発性胆汁性胆管炎モデルマウスに対するハスカップ果実抽出物の改善効果」が学部学生ポスター優秀演題賞を受賞しました。昨年4月に神戸で開催された第111回日本病理学会総会でも本学医学部当時3年生の千里知悠さんらの発表した演題「非アルコール性脂肪性肝炎モデルマウスに対する漢方薬の改善効果」が優秀演題賞を受賞しており、これで本学医学部生が2年連続で優秀演題賞を受賞したことになります。

 医学部病理学の高橋芳久教授、エルデネツォグト・ドゥングバト研究員(令和5年3月まで講師)らは、動物モデル、人体組織などを用いて、種々の肝疾患の発症・進展機序の解明や新しい予防・治療法の開発を目指した研究を進めています。本学医学部の学生約10名が課外活動として高橋教授らの研究に参加し、積極的に学会発表を行っています。昨年の第111回日本病理学会総会では、千里さんらが、漢方薬の小柴胡湯や十全大補湯がマウスの非アルコール性脂肪性肝炎の血清生化学的および組織病理学的所見を改善することを発表しました。今年の第112回日本病理学会総会では、ノミン トールさんらが、中および高用量のハスカップ果実抽出物の投与により、原発性胆汁性胆管炎モデルマウスの血清生化学的および組織病理学的所見が改善傾向を示すことを発表しました。いずれの発表も審査委員から高い評価を受け、優秀演題賞に選定されました。これらの演題のみならず、多くの学生が日本病理学会総会で発表を行っています。