第4回千葉大規模災害時DVI訓練開催
令和5年1月22日(日)、成田キャンパス医学部棟4階にて、本学医学部法医学教室と千葉大学医学部法医学教室が主催し、第4回千葉大規模災害時DVI訓練を開催しました。DVI(Disaster Victim Identification)とは、災害犠牲者識別の事で、事故や自然災害で亡くなられた方の身元確認や死因診断(検案)を行う法医学的活動の事です。
今後予想される大規模地震の発生、空港や人気レジャー施設を有する千葉県での事故やテロなどを想定した検視・検案および身元確認のための訓練を千葉大学の法医学教室とともに毎年実施しており、今年で4回目となりました。
ここ2年間はCOVID-19流行に伴い訓練休止を余儀なくされましたが、今年度は感染対策を行いながら原点回帰として、発災からの準備、出動、検案の流れを関係機関で再度確認し、死因検索、歯科個人識別、身元調査のためのCT等画像の活用についても検討しました。
千葉県医師会、千葉県歯科医師会、千葉県警察本部、県内の各自治体と法医学機関から、スタッフと合わせて約60名が参加し、事例のシミュレーションを通して活動の流れの確認や、全体での質疑応答などを行いました。本学医学部からも医学生5名が参加し、事前準備や当日の運営を通して、災害時に犠牲となった方がご家族のもとに帰るための各職種の役割や連携について学びました。