本学医学部5期生のTOEFL ITP平均点が過去最高の568点
国際医療福祉大学医学部5期生(2022年度2年生)が学年度末である2023年1月に受験した TOEFL ITP(677点満点)の平均点が、過去最高の568点となりました。
5期生の平均点は2021年4月の入学時でも過去最高の541点でしたが、1年次に基礎医学を英語で学びながら本学の英語教育を経験した2022年1月に566点と平均で25点の上昇となりました。2年次に臨床医学を英語で学びながらこの高い平均点を維持するだけでなく、さらにそこから2点を上昇させて568点という高い平均点を獲得しました。
また6期生(2022年度1年生)も入学時の538点から26点という高い上昇となる564点を獲得しました。そのうち63名の学生が30点以上の上昇を見せるなど、本学入学後9ヶ月で目覚しい向上を見せています。これで本学医学部生は開学以来6年連続で入学から9ヶ月時点で平均25点以上の上昇を見せています。
さらに本学の1年生と2年生は全員が CEFR B1(中級)以上の得点を獲得しており、A2(初級)以下の点数となった学生は0名でした。
本学医学部で医学英語教育を統括している押味貴之 医学教育統括センター准教授は下記のように述べています。
「本学医学部では最初の2年間で基礎医学と臨床医学を英語のみで学びます。そして英語のみで会話をする英語の授業が豊富にあり、国内にいながら留学をしているような環境を経験できます。また医療面接や身体診察、症例報告やカルテ記載、論文読解などを全て英語でできるようになる医学英語の授業も用意されています。こういった環境は日本の医学部では最もハードルが高いものと言えますが、継続した努力ができる学生には理想的な学修環境と言えます。また3年次以降は日本語での学修となるので、日本語の医学用語もしっかりと身につきます。さらに6年次には全員が海外臨床実習を経験するだけでなく、臨床実習後OSCEの大学独自課題では英語での医療面接、症例報告、カルテ記載も評価対象となります。このような環境で6年間を過ごす本学では、一部の学生だけでなく全員が日本語と英語、両言語での診療が可能な能力を獲得することができます。」