本学学生が「第682回 日本内科学会関東地方会」に参加
医学部医学科5年 金本すずさんが2022年11月19日(土)に東京国際フォーラムとwebで開催された「第682回 日本内科学会関東地方会」に参加し、奨励賞を受賞しました。
金本さんにインタビューしました。
①発表の内容を教えてください。
「癌性髄膜炎に対するL-Pshunt術とEGFR-TKIが奏功した高齢者肺癌の一例」と題し、症例報告をしました。癌性髄膜炎を合併した肺癌は予後があまり良くないうえ標準治療が定まっていない中で、どのような治療を選択し、そしてなぜその治療が上手くいったのかということを考察を含めて発表しました。
②参加に至ったきっかけについて教えてください。
国際医療福祉大学成田病院呼吸器内科の実習で1人の患者さんを担当し、難しい症例に対して自分なりにアセスメントをする機会や、患者さんとの関わりを通して毎日多くの学びを得ていました。そんな中、今回の内科学会地方会についてのアナウンスを先生方からいただき、是非やってみたいと手を挙げました。
③発表当日のエピソードや感想を教えてください。
当日はオンラインでの発表で、練習の甲斐あって自信を持って発表できました。質疑応答では、準備していた質問を聞かれたのにあたふたしてうまく答えられない場面もありました。このような賞をいただけたのは、指導医の先生のご指導があってこそだと思います。医学生として他病院の研修医の先生方と肩を並べて参加できたのは貴重な経験であり、学会の学術的な雰囲気を味わうことができました。
④今後の展望や目標を教えてください。
今回発表をする過程で、1つの症例をとことん深堀りして症例報告することの積み重ねが、医学の発展につながるということを実感しました。今後も学会発表をしたり論文を書いたりする機会は増えると思うので、自分自身のスキルをもっと磨いて、医学の世界に発信していきたいです。そして、機会があれば国際学会にも積極的に参加していきたいと考えています。