10月8-9日に大学祭「成翔祭」が行われました!~理学療法学科と看護学科の共同企画~
前回の記事に続いて、今回も成翔祭についてご紹介します。今回は、理学療法学科と看護学科の合同企画になります。本学では最先端の技術を取り入れた教育を展開できるように様々な取り組みを行っております。今回はその中の1つを体験できるように企画いたしました。担当した教員に記事を書いてもらいました。是非ご覧ください。
2022年10月に開催した成田キャンパスの文化祭"成翔祭"にて理学療法学科と看護学科の合同企画「Mixed Realityを活用した医療教育体験会~ヒトの体を覗いてみよう~」を開催しました。Mixed Realityとは、現実空間と仮想空間を融合し、目の前に仮想の物体を投影する技術です。体験会ではこのMixed Realityを用いて、呼吸シミュレーターというヒトの上半身の模型の上に、実際の肺や肋骨のモデルを重ねて映し出しました。映し出した映像はアニメーションになっていて、呼吸の音に合わせて肺や横隔膜が動く様子を観察できるようになっています。また、Mixed Realityで映す映像は3次元モデルになるため、実物と同じように裏側にまわって背面を観察したり、下から覗いて横隔膜の構造を細かく観察したりもできます。
参加者の方々にも非常に興味を持っていただけたようで、皆さんすみずみまで注意深く観察をされていました。以下にアンケート結果の一部をご紹介させていただきます。
● 肺の動きと呼吸の音の関係がとてもわかりやすかった。これが普及すれば医療教育の充実に繋がると思う。
(57歳一般男性)
● 立体的に見られたり動いている様子がわかったりと楽しく理解できると思いました。
(54歳一般女性)
● 授業で学んだ呼吸の仕組みが目の前に映し出されたことにとても驚き感動しました。筋肉など他の臓器についても同じもので学びたいです。
(19歳医療系学生)
参加者の方々からは好評なご意見とあわせて、他の活用例や改善点などのご助言もいただくことがき、今後Mixed Reality技術を医療教育へ活用していく上での大きな参考となりました。
理学療法学科では今後も他学科と共同しながら、最先端の技術や方法を取り入れた効果的な教育方法を展開していきたいと考えています。引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。
(成田保健医療学部 理学療法学科 講師 竹内真太)