『1年次科目:作業工程技術学・基礎論(第1回:籐細工)』
作業工程技術学・基礎論は1年次前期の科目です。この科目では、作業療法の基本となる「作業」のうち創作活動を体験します。学生は、創作活動を通して必要な道具の名称や作品を仕上げるまでの基礎的な作業工程について学びます。
この科目では様々な創作活動を体験しますが、今回はその中の「籐細工」をご紹介します。籐細工は籐(つる性の植物)を緻密に編み込んで、立体的なかごなどを作成します。この創作活動には、手指の細かい動きやものを立体的に捉える能力が必要とされます。作業療法では、それらを改善するための治療手段としてこの籐細工が用いられます。
創作活動は人と人とのコミュニケーションを取りやすくする側面があります。授業中、学生のみなさんは教員や学生同士で活発にコミュニケーションをとりながら創作活動に励んでいました。