卒業生12名が本学大学院に進学。学部・大学院の一貫教育開始
本学科では、入学時から大学院進学を推奨し、学部から大学院までの一貫した教育が行えるように体制を整備してきました。2019年度卒業生(1期生)からは12名が本学大学院に進学し、4月27日のオンライン顔合わせを経て大学院活動がスタートしました。
一貫教育の利点は、学部での学びを直接大学院で生かせること、顔見知りの教員のもと充実した指導を受けられること、慣れ親しんだ施設や機器を利用できることなど数多くあります。また、本学大学院は多くの分野で、社会人が働きながら学ぶことができる環境が整えられており、理学療法学分野でも日中は理学療法士として現場で働き、夜間や休日は大学院で学ぶことができます。加えて、大学関連施設では、奨学金や研究活動への協力・指導など、大学院進学を支援する体制が整えられており、進学者12名のうち11名は大学関連施設へ入職しています。
これから本格的な大学院活動が始まります。学部から進学した学生にとっては、学部のときに聴いたことがあるな、と感じる内容も多くあると思います。しかし、一度学んだ内容であっても、臨床現場にいながら学び返すことによって、改めて多くのことに気づき、深く理解することができると思います。このような気づきが学部・大学院一貫教育の一番の利点かもしれません。そして研究方法論だけでなく、指導教員を通して、対象者への思いやりや倫理観、理学療法士としての哲学や人生観など多くのことを吸収し、学ぶことを楽しむ姿勢を身につけてほしいと思います。
本学科および大学院では、今後も学部と大学院の連携、そして臨床現場と教育現場の連携を通して、世界に貢献できる理学療法士の育成を進めてまいります。引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。
(成田保健医療学部 理学療法学科 講師 竹内 真太)