成田キャンパス

学科トピックス

理学療法士国家試験 全員合格

2020.04.01

成田キャンパスが完成年度を迎えた2019年2月、本学科1期生84名が第55回理学療法士国家試験を受験しました。1期生として入学して4年、これまでの学修の集大成、さらに、理学療法士キャリアのスタートとして、教員と学生が一丸となって臨みました。そして、見事全員が合格することができました。

先輩がいない状況での国家試験受験は、大変な苦労の連続だったと思います。臨床実習が終わり、さあ国家試験に向けて勉強を始めよう、という時点になっても、どのように準備したらいいかわからず、なかなかエンジンがかからない状態がしばらく続きました。模試の点数が伸びず、モチベーションを保つことがむずかしいときもありました。全てが手探り状態で不安もたくさんあったと思います。それでも、試験日が近づくにつれて集中力が高まり、目の色が変わっていくのを見ることができました。あの時期のあの集中力があったからこそ、全員合格という偉業を成し遂げることができたのだと思います。

本学科ではアクティブラーニングを積極的に取り入れ、4年間の学修のなかで多くのグループワークやディスカッションを行ってきました。臨床実習では実習指導者の先生方にご協力いただき、2対1モデルやクリニカルクラークシップを実施しました。こうした先駆的な取り組みと、それに食らいついてくれた学生の努力により、国家試験合格に十分な知識、教養、経験を得ることができたのではないかと思います。理学療法士となった今、目の前に広がる未来は無限大です。大きく飛躍していくことを期待しています。そして、同じ理学療法士としてともに精進していきたいと思います。

1期生が作ってくれたレガシーを基に、本学科では引き続き世界に貢献できる理学療法士の育成を進めてまいります。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

(成田保健医療学部 理学療法学科 講師 牧原 由紀子)