成田キャンパス

学科トピックス

Para Swimming World Series;IDM Berlin 2019に理学療法士/トレーナーとして帯同

2019.07.23

ドイツのベルリンで開催されたパラ水泳ワールドシリーズドイツ大会に、日本選手団の理学療法士/トレーナーとして帯同しました。本大会に出場した肢体不自由および視覚障害選手の多くが若手で、2020年東京パラリンピック大会以降の活躍が期待されます。このため、帯同中は大会期間中の急性外傷への対応やレース後のコンディショニングだけでなく、入水前の準備運動指導、練習後のセルフケア指導、補強トレーニングまで教育的な活動にあたりました。さらに、今大会で国際パラ水泳連盟(World Para Swimming; WPS)によるクラス分け(選手の障害の種類および程度によって競技クラスを決定するプロセス。身体機能および泳技術評価が国際クラス分け委員により行われる)を受ける選手のサポートとして、英語-日本語の通訳を経験しました。来年の東京大会開催まで500日を切り、世界各国で競技レベルが上がり続けている現状はさらに加速しています。理学療法士の専門性を生かして競技力の向上に寄与するための方略を常にアップデートし実践する必要性を感じました。最後に、本大会への帯同にあたりご理解およびご協力いただいた日本身体障がい者水泳連盟ならびに本学の関係者の皆様に深謝申し上げます。

(成田保健医療学部 理学療法学科 講師 志村圭太)