PBL(課題解決型学修)を実践
理学療法学科3年生前期前半科目の「代謝系理学療法学」と「循環理学療法学」の講義で、PBL(Problem-Based Learning:課題解決型学修)を行いました。PBLとは学生中心の教育手法の一つであり、学生たちが答えの決められていない課題を解決する経験を通して、科目の内容を学ぶことを指します。
今回のPBLでは、実際の臨床現場で理学療法士が担当するような糖尿病や心不全の模擬症例を教員が作成し、学生は症例情報から問題点の抽出と整理、目標設定、治療プログラムの立案を行いました。学生は少人数グループに分かれ、これまでの講義で得た知識を振り返り、時には新しい情報をタブレット端末やモバイルパソコンなどのICT端末を活用して調べながら、模擬症例の関連図(症例モデルノート)を作成しました。
評価実習を前に、一人の症例の問題点を整理して解釈し、解決方法を考えるという理学療法の一連の流れを体験することができたと思います。
理学療法学科では、PBLや反転学修をはじめとしたアクティブラーニング(能動的学修)の講義形式を積極的に取り入れ、学生が主体的に学修することの重要性や楽しさを理解できるように講義を設計しています。今後も理学療法学科全体で最先端の教育手法を取り入れながら、社会から選ばれ続ける理学療法士の育成に貢献していきたいと思います。
(成田保健医療学部 理学療法学科 助教 竹内真太)