東京・熱海・千葉地区リハビリテーション研修会(3年目研修)にて西田裕介教授、河野健一講師が講演
5月18日(土)に赤坂キャンパスにて「2019年度東京・熱海・千葉地区リハビリテーション研修会(3年目研修)」が開催されました。本研修会は東京・熱海・千葉地区のグループ関連病院・施設の職員を対象に、優れた知識、技術や技能を発揮し、急性期、回復期、生活期(維持期)のリハビリテーションサービスを、プロフェッショナルとして誇りをもって実践できる能力をもつ人材を育成すること、さらに社会の一員として自律し、広く社会に貢献できる職員を育成することを目的として2017年度より開始しています。本研修会の参加者は16名で、講義・グループディスカッション形式で進行しました。
まず、研修室の別府美知子チーフインストラクターより「接遇について」というテーマで講義が行われました。3年目となったこの時期に、今一度接遇面を見直す非常に良い機会となりました。
次に、理学療法学科の西田裕介教授より「これからの医療・介護・リハビリテーション」というテーマで講義が行われました。昨今の医療情勢に触れながらリハビリテーションの語源の確認、「障害者・障がい者・障碍者」といった我々リハビリテーション専門職が知っておかねばならない基本的事項を改めて確認できる機会となりました。そしてそういった背景から我々リハビリテーション専門職は何ができるのか深く考える非常に良い機会となりました。続いて、河野健一講師より「プリセプターの目的と役割について」というテーマで講義が行われました。プリセプターに求められること、プリセプターとしての指導方法など、分かりやすくご説明して頂きました。また、指導方法として成田キャンパスPT学科の臨床実習で実践されているクリニカル・クラーク・シップについて分かりやすくご説明いただき、我々が今後実践していく新人教育において大いに生かせるものでありました。グループディスカッションでは「どのような新人教育が必要なのか?」というテーマで活発な意見交換が行われ、それに対して河野講師より的確なアドバイスを頂きました。
東京・熱海・千葉地区リハビリテーション研修会では、引き続き経験年数に応じて有益な研修会を開催していく予定です。
(理学療法学科 臨床准教授 齋藤義雄)
※齋藤先生は国際医療福祉大学市川病院リハビリテーション室 室長を兼務しています。
(国際医療福祉大学市川病院 理学療法士 佐藤慎)