シミュレーション教育ネットワークの構築をめざして
~セミナーとワークショップ~
平成30年10月21日(日)、医学部医学教育統括センター・シミュレーションセンターの石川和信教授が研究代表者(科研費基盤研究事業)を務める『教育ネットワークの構築をめざして ~セミナーとワークショップ~』が成田キャンパスで開催されました。北海道から九州まで、全国でシミュレーション教育研修を実践している先生方43名が集まり活発な討論が行われました。
セミナーでは、東京医科大学の阿部幸恵先生から着実な教育実践を踏まえたシミュレーション教育のあり方が概説され、石川教授から本学医学部で開始した医学教育の特色と成田キャンパスに完成した5,338㎡のシミュレーションセンターSCOPE(Simulation Center for Outstanding Professional Education)について講演がありました。
ワークショップは、医学部、歯学部、看護学部、保健医療学部など、裾野の広いモダリティーであるシミュレーションを教育実践している専門家が、教育現場の多様なニーズや問題点を掘り起こし、問題解決をめざす内容でした。
参加者を対象とした見学ツアーも好評で、わが国に完成した本格的なシミュレーション施設で、タスクトレーニング、模擬患者さんとの演習から、多職種で行う複雑な病院セッティングでのシナリオ・トレーニングの開発を一緒にできないかという声もあがりました。
今回の企画をきっかけとして、シミュレーション教育ネットワーク'Sim-Unit'が立ち上がり、教育研修のツールとしての継続的なパワーアップが期待されます。