社会人研修会にて森井和枝准教授が講演を行いました
7月22日(土)に山王病院にて「平成29年度東京・熱海・千葉地区リハビリテーション部門社会人研修会(3年目研修)」が開催されました。本研修会は東京・熱海・千葉地区のグループ関連病院・施設の職員を対象に、優れた知識、技術や技能を発揮し、急性期、回復期、生活期(維持期)のリハビリテーションサービスを、プロフェッショナルとして誇りをもって実践できる能力をもつ人材を育成すること、さらに社会の一員として自律し、広く社会に貢献できる職員を育成することを目的として今年度より開始しました。
本研修会の参加者は18名で、講義・グループディスカッション形式で進行しました。内容としては、松田健一常務理事より「これからの医療・介護・リハビリテーション」というテーマで、別府美知子チーフインストラクターより「接遇について」というテーマで講義が行われました。
また、理学療法学科の森井和枝准教授より「プリセプターの目的と役割について」「プリセプター制度の実践例として紹介」というテーマで講義が行われました。森井准教授は昨年度までリハビリテーション分野では全国的に有名な地域の基幹病院において理学療法課の責任者を務められていたベテランの先生です。講演の後には「1.新人時代に受けた指導を振り返って:良かった点・困った点、2.現状の把握と課題→改善策について」というテーマでグループディスカッションも行われました。
講義では、プリセプター制度に関して概説して頂き、プリセプターに求められること、プリセプターとしての指導方法など具体的な例を挙げながら分かりやすくご説明して頂きました。グループディスカッションでは各グループで活発な意見交換が行われ、それに対して森井先生より的確なアドバイスを頂きました。参加者からも非常に分かりやすかったとの声が聞かれました。
東京・熱海・千葉地区リハビリテーション部門社会人研修会では、引き続き年代毎に研修会を開催していく予定でおります。
このように、大学と関連病院・施設とで連携を密に取りながらセラピストの卒後教育にも力を入れています。学部-大学院教育から関連病院・施設における卒後教育まで、充実した教育-連携体制を構築できているのは本学の特長の1つであります。
(化学療法研究所附属病院リハビリテーション室 理学療法士 佐藤 慎)
(成田保健医療学部理学療法学科 学科長・教授 西田裕介)