平成29年度臨床実習指導者連絡会議を開催しました
平成29年6月17日(土)成田キャンパスにおいて理学療法学科2年生の検査実習に協力してくださる近隣の医療および福祉施設の理学療法士とともに、臨床実習指導者連絡会議を開催しました。この会議は、成田保健医療学部理学療法学科の臨床実習内容を説明する機会であると同時に、臨床実習に関する情報交換やワークショップを行い、大学と臨床実習施設が協力して、より良い臨床実習教育を目指すための連絡会議です。また、各施設において臨床実習指導にあたる理学療法士と学生の打ち合わせをすることも大事な目的のひとつです。
検査実習は、理学療法評価の基礎である検査・測定の実際を経験し、学内で学んだ知識と技術を深め、臨床現場において理学療法士に必要な技能及び態度を学ぶ臨床実習です。学生は、後期授業期間中に隔週で5日間、春季休暇期間中に連続した5日間の合計10日間を学外施設で実習します。前半は、1週間ごとに学内演習と施設での実習を繰り返すプログラムのため、学内教員が準備/振り返り学修のフォローアップを行います。実習施設では、臨床実習指導者である理学療法士の診療に学生2名が同行し、見学を経て、理学療法士の指導・監視のもとで実際の患者に対する検査・測定の一部や基本的な動作(寝返り、起き上がりなど)介助の一部を経験します。また、2名で実習することで、技術的な練習やディスカッションが可能となり、学生間の相互サポートによる学修効果が期待できます。
このように、理学療法学科では、臨床実習施設の先生方との連携を綿密に行い、また、臨床実習教育において学修成果の高いクリニカル・クラークシップ(clinical clerkship: CCS)や2(学生):1(臨床実習指導)モデルを積極的に導入することで臨床実習教育の充実を図っています。
会議では、西田学科長による臨床実習形態に関するワークショップ、今年度の検査実習に関する説明と質疑応答、施設毎に学生と臨床実習指導者の打ち合わせを行いました。2年生は緊張した面持ちでしたが、無事に臨床実習指導者への挨拶と打ち合わせを終え、10月からの実習に向けて気持ちが引き締まった様子でした。
(成田保健医療学部 理学療法学科 講師 志村 圭太)