澤龍一 助教が南アフリカ共和国で開催された学術大会に参加
2017年7月2日から4日まで、南アフリカ共和国のケープタウンで開催されたWorld Confederation of Physical Therapy Congress 2017において、理学療法学科の澤龍一助教が参加し、口述発表をしました。参加報告は以下の通りです。
(以下、澤 龍一助教のコメント)
開催地のケープタウンは南半球に位置しているため、日に日に夏に近づいている日本とは対照的に、少し肌寒い冬でした。この度は理学療法分野に関する学術大会の世界大会で口述発表する機会をいただきました。
世界各国から理学療法士が集い、1300を超える演題が3日間のうちに発表されました。発表内容は多岐にわたり、臨床現場で用いられる理学療法評価や治療方法に関する最新の知見から、理学療法士の教育に関する内容まで及びました。私が興味深く感じたのは、タンザニア連合共和国の理学療法士が発表していた登山前のプレコンディショニング(準備運動)に関する発表でした。高齢になっても参加できる趣味として日本では登山が人気を集めていますが、リスク管理のためにも同様の研究は日本でも実施する必要性を感じました。
私自身の研究発表にも多くの研究者から意見をいただきました。今後の研究に対して様々な示唆もいただいたとともに、世界各国の理学療法士とのネットワークも築くことができました。本学学生が将来、同じ舞台で発表できるように自らの経験をもとにサポートしていきたいと思います。最後になりますが、このような貴重な学術大会に参加させてくださった本学の関係者の皆様に感謝を申し上げます。
(成田保健医療学部 理学療法学科 准教授 糸数昌史)