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ミャンマーでIUHWリハビリテーションセミナーを開催

医学部と成田保健医療学部の教員が11月5~7日の3日間、ミャンマー国立リハビリテーションセンターで、現地の理学療法士や医師約30人を対象にした「IUHWリハビリテーションセミナー」を開催しました。
講師は角田亘医学部リハビリテーション医学主任教授と、成田保健医療学部の糸数昌史理学療法学科准教授、平野大輔作業療法学科講師、岩﨑淳也言語聴覚学科講師の4人です。角田教授が小児リハビリテーションの概要、糸数准教授が脳性麻痺の運動機能評価と理学療法、平野講師が脳性麻痺に対するADL評価・発達障害に対する機能評価と作業療法、岩﨑講師が言語障害や脳性麻痺の小児に対する言語聴覚療法を中心に講義を行いました。午前9時過ぎから午後3時過ぎまで、1時間以上の講義を毎日4コマずつ行う密度の高いものでした。会場は和やかな雰囲気に包まれ、受講者からは多くの質問がありました。最終日には、日本のリハビリテーション医学や保健医療についてのトピックスを紹介し、受講者には修了証書を授与しました。
ミャンマーには本学への留学経験がある療法士が多く、「彼らはすでに指導的立場に立っている」(角田教授)そうです。このセミナーも、2015年度に本学大学院作業療法学分野を修了し、同センターに勤務しているYamin Ayeさんらの協力で行われました。講義は主に英語で行われ、英語が不得手な聴講者のために、英語や日本語をミャンマー語に訳す通訳が同席しました。
角田教授は、「ミャンマーではリハ医学・医療の歴史が浅く、一般的に広まっていないが、参加者の熱意から大きな可能性を実感し、明るい将来が待ち受けていることを確信した。本学のリハ医学・医療の専門家は海外のリハ従事者の教育活動に積極的にかかわっていくべきだ。今後も末永く、ミャンマーのリハ医学・医療の発展に貢献していきたい」と述べています。