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医療と福祉の専門職を目指す人のための日本語教育研究会 「プレフォーラム」 開催のお知らせ

EPAによる看護師(候補生)や介護福祉士(候補生)に対する日本語教育の知見は充実しつつあります。一方で、介護福祉士を目指す留学生が増加しており、また、看護師以外の医療専門職を目指す人も一定数存在します。専門職大学が多く開学するなか、日本語を母語としない人が医師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などを含めた医療福祉専門職を目指すケースが今後増加することが予想されます。
こうした状況を踏まえ、医療と福祉の専門職を目指す人のための日本語教育の知見を蓄積することを目的として、2019年1月に日本語教育研究会が発足する運びとなり、これに先立って、プレフォーラムを開催します。

  • 日時:2018年12月8日(土)10:00~16:30
  • 場所:国際医療福祉大学 成田キャンパス
  • <参加費無料、要申込み>
プログラム(9:30 開場・受付開始)
  • 10:00~10:15 趣旨説明
    山元一晃(国際医療福祉大学 総合教育センター)
第1部 医療系留学生のための日本語授業の実例紹介
  • 10:15~12:15 医学専門科目と連携した日本語授業の試み
    稲田朋晃(日本語教師)、品川なぎさ(日本語教師)、医学教員
    医学部留学生を対象に行っている専門科目と連携した日本語授業の試みを日本語教員から紹介します。この試みは日本語教員と医学教員の協働で、発表やディスカッションなどを含むインタラクティブな授業です。その後、医学教員も交えて、その効果、意義などを議論します。その上で、専門日本語教育のひとつの可能性を示します。実践の報告と、医学教員からのコメントおよびフロアからのディスカッションを通して、専門日本語教育のひとつの方向を示します。
第2部 医療と福祉の専門職を目指す人に必要なことを考える
  • 13:15~14:15 元留学生の視点から考える
    元留学生の医療福祉職従事者、加藤林太郎(日本語教師)
    医療福祉職に携わる現職の元留学生が登壇し、自らの経験をもとに、専門職になるまでに経験した苦労や、職務にあたっての困難、また、有益だったことなどを赤裸々に語っていただき、日本語学習者の立場から必要なことを考えます。
  • 14:25~16:25 専門職育成に関わる人の視点から考える
    森井和枝(理学療法士)、保田江美(看護師)、上野興治(社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員)、野村愛(日本語教師)、品川なぎさ(日本語教師)、作業療法士(予定)、医師(予定)
    医師、看護師、理学療法士、作業療法士、特別養護老人ホーム施設長、日本語教師が登壇し、前半の議論を踏まえながら、医療福祉専門職を目指す人の国際化にあたって必要なことはなにかを考えていきます。