理学療法学科:社会人研修会(3年目研修)で河野健一講師が講演
5月19日、「平成30年度 東京・熱海・千葉地区リハビリテーション部門社会人研修会(3年目研修)」が開催されました。本研修会は東京・熱海・千葉地区のグループ関連病院・施設の職員を対象に、優れた知識、技術や技能を発揮し、急性期、回復期、生活期(維持期)のリハビリテーションサービスを、プロフェッショナルとして誇りをもって実践できる能力をもつ人材を育成すること、さらに社会の一員として自律し、広く社会に貢献できる職員を育成することを目的として昨年度より開始しています。
24名が参加し、講義・グループディスカッション形式で進行しました。まず、柳川敬副施設長の「これからの医療・介護・リハビリテーション」、堀田文恵インストラクターの「接遇について」の講義が行われました。続いて、本学科の河野健一講師が「プリセプターの目的と役割について」をテーマに講義を行い、さらに、「プリセプターとして新人への指導方法について考える」というテーマでグループディスカッションを行いました。プリセプター制度の概説、プリセプターに求められること、プリセプターとしての指導方法など、文献を用いながらわかりやすく説明していただきました。また、スマートフォンを用いたアンケートを行い参加者の意向を調査していたところも興味深いものでした。グループディスカッションでは各グループで活発な意見交換が行われ、それに対して河野講師から的確なアドバイスをいただきました。参加者からは「講義内容が印象に残り今後に生かしていきたい」との声が多く聞かれました。
「東京・熱海・千葉地区リハビリテーション部門社会人研修会」では、引き続き、経験年数に応じた研修会を企画・開催いたします。
(国際医療福祉大学市川病院 理学療法士 佐藤 慎)
3年目研修会の講演にあたり意識したことは、プリセプターとしての指導方法論を学ぶだけでなく、プリセプターとして活動する自らを省察し、プリセプターとしてどのように自分自身が今後成長しなければならないのかを具体的に考えてもらうことでした。私自身、大学教育の傍ら、国際医療福祉大学市川病院で臨床活動に関わっています。本学の関連病院・施設のリハビリテーション部職員は、皆さん極めて熱心に臨床業務に取り組まれています。大学教員、附属関連病院・施設職員が強い繋がりを持ちながら臨床活動を実践し、また、学生の臨床教育にあたることが国際医療福祉大学の大きな特長です。
(成田保健医療学部 理学療法学科 講師 河野健一)