理学療法学科:社会人研修会(5・6年目研修)で森井和枝准教授が講演
11月25日、山王病院にて、東京・熱海・千葉地区リハビリテーション部門社会人研修会「5・6年目研修」を開催しました。この研修会は、プロフェッショナルとして誇りをもってリハビリテーションを提供し、自律して広く社会に貢献できる人材を育成することを目的として、今年度より開始したものです。7月22日、第1回研修を入職3年目の職員を対象に実施しました。今回は5・6年目の職員を対象に、「リーダー的役割」をテーマに実施しました。
参加者は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士合わせて21名で、はじめに、新宿けやき園の柳川敬課長が「これからの医療・介護について ~社会保障制度~」、次に、堀田文恵インストラクターが「接遇・マナー」をテーマに講義を行いました。
私は「リーダー的役割 ~マネージメント力を高めよう~」をテーマに、中堅職員(5・6年目)に求められることとして、臨床第一、スキルアップ(自己啓発)はもちろんのこと、後進の育成(共育)、組織への貢献といった役割がさらに比重を増すこと、加えて、リーダーシップ、マネージメント力とは何かについて話しました。その後、4グループに分かれてディスカッションを実施しました。課題は「チームビジョン(1~2年後)の策定と実施案」。身近な問題をピックアップし、それを改善しビジョンを達成するための方策について検討することをテーマとしました。どのグループも部署内あるいは他職種との連携が不十分と感じており、これを問題として挙げていました。討議時間が不十分だった感もありましたが、研修企画委員の先生方にもサポーターとして協力していただき、有意義なグループワークが実施できました。
誰しも自分のことで精一杯な面もあると思いますが、今回の研修が少しでも組織、運営に目を向ける機会になればと思います。今後も本学の特色として、臨床現場との連携を密に図り、大学教育をさらに厚みのあるものにしていきたいと考えています。
(成田保健医療学部 理学療法学科 准教授 森井和枝)