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理学療法学科:オタゴ大学大学院コーディネーター Steve Tumilty 先生来訪報告②

来訪2日目は、国際医療福祉大学市川病院を訪れ、病院見学とリハビリテーションスタッフ(理学療法士・作業療法士)に向けての講演を行った。講演は内容を濃縮し、ニュージーランドの理学療法の特徴であるダイレクトアクセス(開業権)について情報提供を行った。


ニュージーランドやオーストラリア、アメリカ、一部ヨーロッパでは、理学療法士は開業権を有しており、半数以上は理学療法クリニックを開業している。ここでは、医師の診断を必要とせず、理学療法士による適切な評価・診断により医療保険適応が可能である。そのため、4年間の理学療法教育では、理学療法診断学に関するカリキュラムが充実していること、さらに、2年生からの実習プログラムが多彩に組み込まれており、12週間の疾患別実習を繰り返して臨床力を高めていくこと、などについて情報提供があった。また、講義終了後は、リハビリスタッフから多くの質問があり、Tumilty先生も日本の理学療法教育の現状を把握する良い機会となった。


2日間という短い訪問であったが、学生や教員のみならず、病院の臨床スタッフにもさまざまな新しい知見を得る機会であったに違いない。最後に、今回のTumilty先生の来訪にあたりスケジュール調整をいただいた成田キャンパス教職員、ならびに市川病院職員、臨床スタッフの先生方に感謝申し上げます。


(成田保健医療学部 理学療法学科 講師 宮森隆行)



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胸椎へのマニュプレーション手技
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市川病院スタッフとの質疑
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市川病院リハビリテーションスタッフとともに
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成田キャンパス理学療法学科教員とともに