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薬学科トピックス

新海助教と富田教授の研究成果がNitric Oxide誌に掲載

2025.11.20

 新海助教と富田教授の研究成果がNitric Oxide誌に掲載されました。本研究では、サウナ浴で生じる"ととのう"状態――すなわち交感神経優位から副交感神経優位へのシフトと末梢循環の回復――が、従来考えられてきた一酸化窒素(NO)だけでなく硫化水素(H₂S)によっても媒介され、NOとのクロストークにより心血管イベントを低減しうる。という仮説を科学的根拠に基づき提案しています。

Hydrogen sulfide and the physiology of "totonou": a hypothesis on sauna-induced vascular recovery
Ryosuke Shinkai, Takashi Tomita.
Nitric Oxide. 2025; 160: 24-27