成田キャンパス

薬学科トピックス

「臨床に強い薬剤師」の揺籃、成田薬学部の説明会開く

2023.08.21

  本学成田キャンパスに来年4月開設予定の「成田薬学部」(認可申請中)について、経験豊かな教授陣が6年間の学びを解説する説明会が、8月6日、19日の現地オープンキャンパスを利用して開かれ、それぞれ多数の志願者、保護者の方々が訪れました。
 説明会では、成田薬学部の創設時から教育指導に当たる富田隆、西村和洋の両教授(就任予定)が登壇し、新学部のめざす「臨床に強い薬剤師」の具体像と、そこに至る本学での学びについて詳しく語りました。
 6年間のカリキュラムについて、西村教授は薬剤師国家試験合格に導く専門的な教育と、本学ならではの豊富な臨床施設を活用した実務実習を解説。「日々学習となる毎日だと覚悟して入って下さい」と志願者の自覚を促しつつ、1年次から学びを支え、国家試験合格に導くため、学生ごとに担当教員が付く「チューター制」など、学生に寄り添った本学の親身な指導態勢を説明しました。
 6年間の就学に要する学費について、西村教授は本学での総額が、私立薬科大の平均である約1200万円より、200万円あまり低額の約990万円に抑えられていることを説明。さらに本学独自の奨学金制度が豊富に用意されており、入試成績の優秀者を対象とした最高ランク(特待奨学生S)では、国公立大学よりも低額で学ぶ道が開かれていると述べました。
 国際医療福祉大学三田病院の薬剤部長を務める富田教授は、「今、求められる臨床に強い薬剤師の養成」と題して講演。自動化が進む調剤の現場など最新の職場環境を踏まえつつ、臨床研究による薬学発展に薬剤師が積極的にかかわることで、可能性豊かな未来像が開かれることを語りました。
 参加した現役高校生からは、「何気なく飲んでしまう薬を、コップ一杯の水で正しく服用することで成分の吸収度が高まる、という研究事例を聞かせて頂き、薬学への興味を確信できました」といった声がありました。
 本学の薬学部(大田原キャンパス)では、薬剤師国家試験で全国1位を重ねるなどトップ級の合格率をマークしており、この実績に基づく指導が成田薬学部でフルに生かされます。3年次以降は、最新の設備を備えた国際医療福祉大学成田病院に隣接する新校舎(建築予定)で学ぶなど、豊富な附属病院、関連医療施設を活用し、チーム医療や実務実習、さらにアジアを中心とした海外提携校での海外研修に取り組む態勢が整えられています。