医学生・研修医・専修医の方へ
臨床について
代謝疾患は皆さんにとっても自分事です!
内分泌学は面白い!
研究について
内分泌学が多臓器に関連することもあり、当教室での研究課題も多岐に渡ります。例えば、竹本主任教授の研究グループは最近、加齢に伴い全身の筋力が低下する「サルコペニア」や、骨格筋に関連する疾患の治療に有効と見られるタンパク質R3hdmlを同定し、この研究成果は2019年9月16日、ヨーロッパ分子生物学機構の科学誌「EMBO reports」に掲載されました。一方、吉田准教授の研究グループは甲状腺ホルモン剤が効きにくい患者さんの病態を解析し、薬剤排泄トランスポーターABCG2がその病態に関与する可能性を示し、こちらは2019年10月16日に米国内分泌学会の科学誌「Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism」電子版に先行掲載されました。また、大西講師はコーチングといったコミュニケーション技法を用いて、糖尿病医療チームの活性化や糖尿病患者の行動変容を促す研究を、Byambatseren助教は抗GAD抗体、抗IA-2抗体、抗ZnT8抗体などの抗体が陰性のインスリン依存型糖尿病の疾患関連遺伝子の研究を行っています。
当教室の主な研究課題
臨床研究
- 横隔膜におけるサルコペニアの臨床的意義に関して
- 糖尿病ケトアシドーシスのインスリン治療に伴う低リン血症に関する検討
- 新しい動脈硬化、糖尿病腎症の診断、治療マーカーの探索
- コーチングを用いた糖尿病チーム医療の活性化、糖尿病患者の行動変容
- 高齢者糖尿病患者への多角的アプローチ
基礎研究
研究は以下のように主に糖尿病の合併症(腎症、動脈硬化)、老年医学(サルコペニア、早老症)が主なテーマとなっています。
- 新規遺伝子R3hdml遺伝子の腎糸球体における機能解析
- R3hdml 遺伝子の骨格筋の発達・発生における機能解析
- Semaphorin 3Gと肝障害に関する研究
- SGLT2阻害剤の臓器保護作用のメカニズム解析
- 新たな脂質代謝関連因子の機能解析
取得可能専門医
糖尿病専門医、内分泌代謝科専門医、老年病専門医、動脈硬化専門医、肥満症専門医、甲状腺専門医
学位取得
臨床研究や基礎研究を行い、その成果を国内外で発信し、世界で活躍できる医師を目指します。
お問い合わせ
入局のご相談は、下記までご連絡ください。
担当:竹本 稔
メールアドレス:minoru.takemoto@iuhw.ac.jp
国際医療福祉大学 医学部 糖尿病・代謝・内分泌内科学 代表